TL;DR
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LINE Bot を Bot Framework Composer でローコード開発する : その 1 環境の準備でAzure リソースの準備を行った際に、サブスクリプションによっては
node provisionComposer.js
の処理でエラーが発生することがある件への対処 -
現時点(2020年6月17日)では設定や構成スクリプト
provisionComposer.js
の実装に問題があるため、指定する引数を変更して実施する必要がある。
現象
エラーが発生するスクリプト
node provisionComposer.js --subscriptionId=<Azure サブスクリプション ID> --name=<リソースグループ名> --appPassword=<任意のアプリのパスワード> --environment=<任意の環境名。既定は DEV>
発生するエラー
User was not found
** Provision failed **
対処(暫定対処)
fix: use subscription api for tenant id retrievingの記事から修正されることが予想されるが、現時点(2020年6月17日)では次の回避策を実施する。
- Azure PortalでBotに紐づくサブスクリプションを選択し、テナントIDを控える。(2020年8月10日追記)サブスクリプションからはテナントIDが確認できなくなっていた。この手順で確認可能と思われます。
- 1.のテナントIDを使い以下のコマンドを実施する。
修正後
node provisionComposer.js --subscriptionId=<Azure サブスクリプション ID> --name=<リソースグループ名> --appPassword=<任意のアプリのパスワード> --tenantId=<サブスクリプションのテナントID>
(2020年8月10日追記)こちらのサイトによれば--environment
の置き換えではなく--tenantId
オプションの追加でよいようなので、修正後は以下のオプションでよいと思われます。
修正後(2020年8月10日)
node provisionComposer.js --subscriptionId=<Azure サブスクリプション ID> --name=<リソースグループ名> --appPassword=<任意のアプリのパスワード> --environment=<任意の環境名。既定は DEV> --tenantId=<サブスクリプションのテナントID>