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お題は不問!Qiita Engineer Festa 2024で記事投稿!
Qiita Engineer Festa20242024年7月17日まで開催中!

Pythonで軽減税率のプログラムを作成してみた:8%と10%の消費税を計算

Last updated at Posted at 2024-06-24

前置き

Qiita Engineer Festa 2024に参加し、20個目の記事として、2019年10月1日に消費税が8%から10%に増加した際、導入された軽減税率をわかりやすくするプログラムをPythonで
作成しました。この記事では、ユーザが商品の値段を入力し、8%および10%の消費税を含んだ値段とお釣りを表示するプログラムを紹介します。

軽減税率とは

消費税増税に伴って10%となった商品の一部を消費税8%で据え置く制度です。

作成したプログラムコード

def calculate_total_price(price):
  tax_rate_8 = 0.08  # 8%の税率
  tax_rate_10 = 0.10  # 10%の税率

  total_price_8 = price * (1 + tax_rate_8)
  total_price_10 = price * (1 + tax_rate_10)

  return total_price_8, total_price_10

def main():
  # 商品の価格をユーザに入力してもらう
  price = float(input("商品の値段を入力してください(円): "))

  # 各税率での総額を計算
  total_price_8, total_price_10 = calculate_total_price(price)

  # 結果を出力
  print(f"8%消費税込みの価格: {total_price_8:.2f}")
  print(f"10%消費税込みの価格: {total_price_10:.2f}")

  # 所持金をユーザに入力してもらう
  money = float(input("所持しているお金を入力してください(円): "))

  # 各税率での購入時のお釣りを計算
  change_8 = money - total_price_8
  change_10 = money - total_price_10

  # 結果を出力
  print(f"8%消費税での購入時のお釣り: {change_8:.2f}")
  print(f"10%消費税での購入時のお釣り: {change_10:.2f}")

if __name__ == "__main__":
  main()

プログラムコードの説明

calculate_total_price(price) 関数は、引数として商品の値段を受け取り、
それぞれの税率(8%と10%)を加えた税込み価格を計算します。
main() 関数では、ユーザに商品の値段と所持金を入力してもらいます。その後、calculate_total_price() を使って税込み価格を計算し、結果を出力します。
最後に、各税率での購入時のお釣りを計算し、それぞれの金額をユーザに表示します。

出力結果

ここでは、私が1本122円で販売されている伊藤園の1日分の野菜を10本購入したという
前提にし、3000円所持していると設定して、税率8%と10%にした時の価格、
そしてその商品を店頭で購入した後、所持金が残り何円になるか出力される。

商品の値段を入力してください: 1220
8%消費税込みの価格: 1317.60 
10%消費税込みの価格: 1342.00 
所持しているお金を入力してください: 3000
8%消費税での購入時のお釣り: 1682.40 
10%消費税での購入時のお釣り: 1658.00 

このように、1220円の商品ですと、8%の税率ならば価格が1220 x 1.08 = 1317.60円
同じ値段で、10%の税率ならば価格が1220 x 1.1 = 1342円になる。
3000円所持している場合、8%の税率ならお釣りが3000 - 1317.6 = 1682.4円。
同じく3000円所持していて10%の税率ならお釣りが3000 - 1342 = 1658円になる。
現実には、小数点のお釣りはないので、8%の税率なら四捨五入され、この場合のお釣りは、
1682円になる。ちゃんと計算した結果と出力結果が一致している。

終わりに

今回の記事では、Pythonを使って軽減税率を計算するプログラムを作成しました。このプログラムコードを使うことによって、約5年前の2019年10月1日に消費税が8%から10%に増加した際に導入された軽減税率をわかりやすく計算し、それぞれの税率での商品価格やお釣りを簡単に求めることができるようになりました。

また、奇しくもこの記事がQiita Engineer Festa 2024に参加してから投稿する20個目の記事ということで、2024年7月3日から20年ぶりに新札が発行されるという節目の年に、このプログラムを通じて日本の消費税制度について改めて理解を深める良い機会となりました。皆さんも時間がある時に、商品の値段を入力し、このプログラムコードを参考にしながら、8%および10%の消費税を含んだ値段とお釣りを表示してみてはいかがでしょうか。

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