概要
これから何回かに分けて、AWSの再入門をしていきたいと思います。
AWSの資格(ソリューションアーキテクト【アソシエイトレベル】 & デベロッパー【アソシエイトレベル】)を取る為に、本1冊をきちっと勉強しようと思い、再入門する事にしました。
AWSの資格取得はWhitePaperを読むのが一番らしいですが、【本で勉強 + 使い倒す】でいきます。
クラウドとは
そもそもクラウドとはなんでしょうか。
- コンピュータリソースの利用形態です。
- クラウドの命名由来は、「雲」(cloud)からきています。
- 元GoogleのCEOエリック・シュミットがインターネットにアクセスして、様々なリソースを利用できる仕組みを雲に例えた事から広がったとされています。
クラウドコンピューティングの種類
IaaS(Infrastructure as a Service)
仮想サーバやストレージなどのリソースをインターネット経由で提供するサービス。
ハードウェアの管理が不要となる。
PaaS(Platform as a Service)
データベースやアプリケーションサーバ等のミドルウェアをサービスとして提供する。
SaaS(Software as a Service)
ソフトウェアやアプリケーションの機能をインターネット経由で提供するサービス。
メール配信やキューサービス、業務管理システムなど多岐に渡るサービスを提供する。
オンプレミスとAWSの違い
オンプレミス
- サーバを設備を用意した組織が所有者。
- 初期費用が高い。
- 調達時間がかかる。
AWS
- Amazonが所有者
- ユーザーはあくまでも利用者
- 初期費用が安い
- 調達時間がかからない
共用サーバと専用サーバと仮想専用サーバの違い
レンタルサーバとAWSの違いにも当てはまる内ようです。AWSはイメージとして、「仮想専用サーバの拡張版」という位置付けになります。
- | 共用サーバ | 専用サーバ | 仮想専用サーバ |
---|---|---|---|
利用形態 | 1台の物理サーバを分割して利用 | 1台の物理サーバを専有 | 1台の物理サーバ上に立てた仮想サーバを利用 |
コスト | 安い | 高い | 中間 |
カスタマイズ | ほぼ不可能 | 可能 | 可能 |
セキュリティ | コントロール不可 | 高くコントロール可能 | 高くコントロール可能 |
他のユーザーの影響 | 強く受ける | 受けない | 多少受ける |
パブリッククラウドとプライベートクラウド
クラウド形態の分け方には、 パブリッククラウド と、 プライベートクラウド があります。
両者のクラウドは、 「誰に対してサービスを提供するか」 という点で違います。
AWSは原則として、パブリッククラウドですが、AWS VPCを利用する事により、「パブリッククラウドでもあり、プライベートクラウドでもある」を実現しています。
パブリッククラウド
不特定多数の利用者に向けて提供されるサービスを指す。
プライベートクラウド
特定の企業・組織専用に提供されるサービスを指す。
AWSでは、AWS VPCを利用する事で、企業ONLYなプライベートクラウドっぽいものを作成できる。
終わり
今回は序章として、AWSの勉強に入る前に、クラウドの概念について再入門しました。
次回以降は、AWSの各種サービスに関して勉強していきたいと思います。
続きは次回。