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はじめに

この記事はトレタアドベントカレンダー19日目の記事です。

トレタにてフロントエンドで働いています。
なぜフロントエンド開発者が5Gについて気になっているかといいますと光遅い問題に起因しています。
インターネットの仕組みではブラウザなどのクライアントがサーバーからデータを取得して表示させます。
サーバーとは物理的に離れているため必ず時間がかかります。
例えば、クライアントが日本でサーバーがアメリカにある場合は200msほどの時間がかかります。

これではせっかく性能の良いサーバーを使ったとしてもクライアントまでの距離のせいでレスポンスが遅いということがあります。
これではリアルタイム性が必要なアプリケーションやコンテンツでは魅力が半減してしまいます。

5Gを使えば

端末の速度で10Gbps以上
1ms以下の低遅延
同時接続デバイスの多量化
基地局でのMECなどです。

速度増加は動画などのデータ量が多いコンテンツには嬉しいです。
低遅延では自動運転や遠隔手術、ドローンの操作などが期待されています。
同時デバイス多量化では多量のIoTデバイスやイベントなどで一箇所に集まっても問題なく通信が行えるようになります。
そして、一番気になっているのがMobile Edge Computingになります。

Mobile Edge Computing

MECは5G基地局からインターネットに繋がる間にサーバーなどのリソースを置けます。
スクリーンショット 2018-12-19 19.24.58.png
https://www.etsi.org/images/files/ETSIWhitePapers/etsi_wp28_mec_in_5G_FINAL.pdf

5Gの低遅延や速度を最大限発揮することが出来ます。

例えば、イベントでの動画をほぼリアルタイムに端末に送ったり、CDNとして利用することにより、初回のアクセスでもすばやくサイトを表示することが可能です。
これまでにいくつかの実証実験はされており、実際のサービスインにはどうなるのかが楽しみです。

https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/article/WORD/20150605/421863/
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/10/12-1.html

しかし、実証実験段階のためボトルネックや実際に理論通りにできるのかなど課題はたくさんありそうです。
先日行われたHTML5 Conference 2018ではHTTP の今と未来 ー BBR, HTTP/2, QUIC の基礎から 5G 試験ネットワークでのブラウザベース評価試験までというセッションが行われ、世界で初めての調査結果を発表されました。
少し長いですが、現状がしれてとても良い資料です。
HTTPの今と未来 HTTPの基礎から5G試験 ネットワークでの評価まで

まとめ

5Gの技術はキャリアなどの垣根をなくしてサービス提供者も利用者も享受できる
インターネッツで仕事している人は全員知っていないとマジヤバイ。

資料

5G(第5世代移動通信システム) | 企業情報 | NTTドコモ
5G | エリア:スマートフォン | au
5G(第5世代移動通信システム)に向けたソフトバンクの取り組み | 法人のお客さま | ソフトバンク
5Gにおける MEC (Mobile Edge Computing) の概要
小売業におけるマルチアクセス・エッジ・コンピューティング (MEC)

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