2021年(令和3年)1月の「消費支出」公表
総務省統計局より、3月9日に公表されました。
消費支出
消費支出(二人以上の世帯)は, 1世帯当たり 267,760円
前年同月比 : 実質 6.1%の減少 名目 6.8%の減少
前月比(季節調整値) : 実質 7.3%の減少
政府統計の総合窓口「e-Stat」よりデータを取り出し、以下のExcelデータに整形します(CSVで出力しました)。
今回は地方別のデータを取得しました。
(※「e-Stat」からのデータ取得方法は別の機会に紹介するつもりです)
Tableauでデータを取り込みます
「Tableau Public」でデータ(テキストファイル)を取り込みます。
「時間軸」列がテキスト形式になっているので、日付形式に変換します。
このままでもグラフ作成に使えますが、列の数を少なくした方が操作回数が少なく済むことがあるので、今回は時間軸以外の列を選択→選択した列の上部を右クリック→「ピボット」を選択します。
地方が1つの列にまとまります。
列名をわかりやすい名称に変更しておきます。
「ワークシート」(以下では「シート1」)に移動します。
「消費支出」折れ線グラフを作成します
列に「時間軸」、行に「消費支出」をドラッグします。
(自動的に)折れ線グラフが選択され、表示されます。
現状では、年毎の合計値がプロットされていいるので、列枠の「年(時間軸・・・」をクリックし、「月 2015年5月」を選択します。
x軸の目盛りを月単位に変更します。
地方別推移に整形します
まだこの状態は、各地方の合計値となっています。
「地方」を右隣の「マーク」と記載されているパネルの下側にドラッグします。
グラフが地方別に分かれます。
そのドラッグした「地方」フィールドの左側をクリックし、「色」を選択します。
地方ごとに色が分かれます。
「全国」の前年同月比を集計します(まず準備)
「シート1」を右クリックし「複製」します。
左パネルの「消費支出」を「行」に追加します。
同じグラフが画面半分に表示されます。
「地域」に含まれる「全国」だけを表示し、年別のグラフに切り切り替えます。
そのためにまず、左パネルの「地域」を隣のパネルの「フィルター」にドラッグします。
表示された設定画面で「全国・・・」のチェックのみ残します。
「OK」をクリックして「全国」のみの表示にします。
「列」の「月(時間軸・・・」の右端をクリックし、今度は「月 5月」を選択します。
左パネルの「時間軸」を隣の「マーク」パネルの下側(「すべて」の下)にドラッグします。
左側をクリックし「色」を選びます。
同じパネルの「地方」をドラッグして外すと、年別のグラフが生成できます。
前年同月比を「簡易表計算」で集計(完成させます)
下側のグラフに前年同月比に変更します。
「列」に入っている右側の「消費支出」(合計(消費支出))の右端をクリックし、「簡易表計算」を選択します。
続いて「前年成長比率」を選びます。
グラフ左側のパネル(下側の)「合計(消費支出)」パネルの「ラベル」をクリックし、チェックボックスをONにします。
グラフにラベル(数値:%)が表示されます。
グラフの本数が多いので、「2019年」「2020年」「2021年」のみ集計対象にします。
左パネルの「時間軸」を隣の「フィルター」パネルにドラッグします。
「年」→「次へ」をクリックし、次に表示された設定画面で「2019年」「2020年」「2021年」のみチェックした状態にします。
「OK」をクリックします。
前年同月比なので、下のグラフには2019→2020成長比、2020→2021成長比(1月だけなのでプロット1つのみ)が表示されています。
2021年1月のプロットは「6.76%(6.8%)」「267,760(万円)」と冒頭で紹介した公表値と同じ数字となっています(前年同月比は名目の数字)。
「ファイル」→「Tableau Publicに保存」で保存します。
Public(無償版)ではクラウド保存/公開となります。
了