はじめに
Networkのデバイスについて、名前に慣習があるようなのでメモ
検証環境: Ubuntu(24.04.1)
ip link show 出力(ifconfigは、非推奨)で確認できる
en始まり: 有線ネットワークデバイス
en = Ethernet
enp始まり:
p=predictable
Predictableということで、PCIeで接続されているはず。デバイス名がenp0s31f6の場合、Bus=0, Slot=32, Function=6(PCIeにおいてデバイスは、Bus,Slot,Functionで一意に定まる。バス番号:デバイス番号.ファンクション番号のような形)のはず。
enx始まり: USB接続のEthernet
xの後にMACアドレスが続く
ip link show enx6c1ff71a06b5
enx6c1ff71a06b5: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel state UP mode DEFAULT group default qlen 1000
link/ether 6c:1f:f7:1a:06:b5 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
link/etherの右に、Macアドレスが見える
wl始まり: Wifi
wl = Wireless LAN(wlanとかぶっている気がする...)
wlan始まり: Wifi
レガシーな命名規則に基づくWi-Fiデバイスの名前。
ww始まり: WWAN
ww = Wireless Wide Area Network
おまけ
veth始まり: 仮想Ethernet
veth = Virtual Ethernet
ちょうどDockerコンテナを立てていたから、存在した。
仮想Ethernetデバイス。2つのvethデバイスがペアになっており、片方で受信したパケットがもう片方に送られる。
veth425f609@if8 の場合、if8がペア。
if8とif9がペアなどになっている模様(Hostではveth@if8, Containerではif9が見える)。実際、Host側で sudo ip link delete vethxxx
を実行したら、コンテナ内部から見えていたveth9も消えた。