上記を読み、学んだことをまとめた。
スクラム開発とは
スプリントと呼ばれる短い期間(最長1か月)を何度も繰り返し、
その中で計画・設計・開発・テストなどを実施し、プロダクトバックログ項目(機能や要求、要望)を完成させるのに必要な作業を行うフレームワークのこと。
スクラムについて最低限のルール(ルールを基に繰り返す)
- 5つのイベント
- スプリント
- スプリント プランニング
- デイリー スクラム
- スプリント レビュー
- スプリント レトロスペクティブ
- 3つのロール
- プロダクトオーナー
- 開発チーム
- スクラムマスター
- 3つの作成物
- プロダクトバックログ
- スプリントバックログ
- インクリメント
5つのイベントについて
スプリント
スクラムでは固定の期間に区切って繰り返し開発を行う。
そのために期間は一定にして定める必要がある。
- 最長 1か月までの固定の期間に区切って繰り返し開発を行う。
- 最長 4週間として定める。
- 期間の長さが変わってはいけない。
スプリント プランニング
スプリントで何を作るのか、どのように作るのかを計画したもの。
- スプリント計画会議とも呼ぶ
- スプリントで何を達成するかを決めて計画する。
- プロダクトバックログを基にして、プロダクトオーナーは何が欲しいか
- 開発チームはどれくらいでできそうか
- 開発チームはどうやって実現するか
- スプリントの目標をまとめたものをスプリントゴールと呼ぶ
デイリースクラム
毎日行う朝会のようなもののこと。(実際に朝である必要はない)
ゴール達成に向けて進んでいるかを毎日検査する。
最低3つの定型の質問で答える形で進めていくことが多い。
- スプリントゴール達成のために、昨日やったことは何か?
- スプリントゴール達成のために、今日やることは何か?
- スプリントゴール達成するうえで、障害となるものはあるか?
スプリント レビュー
スプリントの最後に、プロダクトオーナー主催でスプリントの成果をレビューするイベント。
プロダクトオーナーはスプリントレビューに必要な利害関係者(ステークホルダーと呼ぶ)
を招待して開催する。
- 開発チームのスプリント成果物を関係者にデモする
- フィードバックを得て、プロダクトバックログを見直す
- 全体の残作業や進捗をトラッキングする
- プロダクトオーナーが主催
- ステークホルダーに参加してもらう
スプリント レトロスペクティブ
もっとうまく仕事が進められるようにカイゼンするための振り返り会
KPTや色々な振り返り方法がある
- もっとうまく仕事が進むようカイゼンを繰り返す
- バグを直すのではなく、バグが生まれるプロセスを直す
- うまくいったこと、今後の改善点を整理する
- 今後のアクションプランを作る
- 人、関係、プロセス、ツールなどの観点で今回のスプリントを検査する
- 一度にたくさんのことを変更しようとしない
3つのロールについて
プロダクトオーナー
プロダクトバックログの管理責任者
- プロダクトのWhatを担当
- プロダクトの価値を最大化する
- プロダクトの責任者
開発チーム
モノを作る担当。実際に開発を行うメンバーのこと。
- プロダクトのHowを担当
- 3~9人が適切な規模
- 肩書きやサブチームはなし、平等な立場
スクラムマスター
プロダクトをうまく作れるようにプロダクトオーナーや開発チームを支えるのがスクラムマスター。
- このフレームワーク・仕組みがまわるようにする
- 妨害の排除
- 支援と奉仕(サーバントリーダーシップ)
- マネージャーや管理者ではない
- タスクのアサインも進捗管理もしない
3つの作成物について
プロダクトバックログ
機能や要求、要望などプロダクトに必要なものを抽出し順番に並び変えたリスト。
順番が上位のものから開発を行う。
- 実現したいことをリストにして並び替える(優先度ではない)
- 常にメンテナンスして最新に保つ
スプリントバックログ
具体的な作業を洗い出した作業計画
- 選択したプロダクトバックログ項目と実行計画
- プロダクトバックログを具体的な作業に分割する
- 1タスクは1日以内で終わるサイズ
インクリメント
インクリメントとは。過去に作ったものと今回のスプリントで完成したプロダクトバックログ項目を合わせたもの。
- 開発チームは完成したインクリメントを作成する。
- インクリメントとはこれまでのスプリントでの成果と今スプリントで完成したプロダクトバックログ項目を合わせたもの
- リリースするかどうかに関係なく動作して検査可能でなければならない
- プロダクトオーナーと開発チームが「完成」について共通基準を持つ必要がある。これを「完成の定義」という。
書籍情報
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】 スクラムチームではじめるアジャイル
https://www.amazon.co.jp/SCRUM-BOOT-CAMP-BOOK-E3-80-90-E5-A2-97-E8-A3-9C-E6-94-B9-E8-A8-82-E7-89-88-E3-80-91-E3-82-B9-E3-82/dp/4798163686/ref=dp_ob_image_bk
感想
正直なことを言えば「ことば」がカタカナばかりで覚えずらかった。
しかし、初めてでもわかりやすく書かれており、
実際の現場例を基に書かれていたのでイメージがしやすかった。