はじめに
CentOS8になってからパッケージ管理ツールやパケットフィルタリングが変わりましたので、変更点を記載いたします。
yumからdnfに変更
CentOS7以前はパッケージ管理ツールはyumを使用していましたが、CentOS8からはdnfに変わりました。
dnfは正式名称がDandified Yumと呼ぶくらいですので、yumの後継となっており
基本的にはyumで使用出来るコマンドやオプションはそのまま使用出来ます。
$ yum -y install php
$ dnf -y install php
iptablesからnftablesに変更
yumと同様に今まで使用していたiptablesではなくCentOS8からはnftablesが標準となりました。
iptablesのコマンドや書き方とは大分変っておりますので、慣れるまで注意が必要です。
ルール確認
$ nft list ruleset
テーブル設定
familyにはip,ip6,inet,arp,bridge,netdevが設定可
$ nft add table family 任意のテーブル名
チェイン設定
$ nft add chain family 任意のテーブル名 任意のチェイン名
ルール設定
$ nft add rule family 任意のテーブル名 任意のチェイン名 dport 80 drop
iptablesの設定をnftablesに変換
$ iptables-restore-translate -f 変換前のiptablesファイル > 変換後のファイル名