はじめに
AWSのプレイスメントグループを勉強するために以下のドキュメントおよび教材を参考にしたので内容をまとめます。
背景
本記事はAWSソリューションアーキテクトプロフェッショナルに合格するために、Udemyの模擬試験を解いて分からなかった部分を勉強してまとめるものです。
試験対策用のため、分からない知識を補足したり試験で問われなさそうなところを省略したりしながらまとめています。
なるべくわかりやすい記載を心がけますが、最終目的は自己学習用であるということをご容赦ください。
プレイスメントグループとは
複数インスタンスを論理的にグループ化して、パフォーマンス性能を向上させたり、耐障害性を高める機能。
クラスタープレイスメントグループ
低いネットワークレイテンシー、高いネットワークスループットが実現できる。
パーティションプレイスメントグループ
アプリケーションに関連するハードウェア障害の頻度を軽減できる。
スプレッドプレイスメントグループ
少数の重要なインスタンスが互いに分離して保持される必要があるアプリケーションに推奨される。
プレイスメントグループに適用できるインスタンスタイプ
バーストパフォーマンスインスタンス (T2 など) と Mac1 インスタンスを除く現世代のインスタンス。
タイプ | 種類 | 説明 |
---|---|---|
T | 汎用 | バースト可能 |
M | 汎用 | コンピューティング、メモリ、ネットワークの各リソースがバランスよく提供される |
C | コンピューティング最適化 | 低いコンピューティングあたりの価格率でコスト効率性が高い優れたパフォーマンス |
R | メモリ最適化 | メモリ負荷の高いアプリケーション向けに最適化 |
X | メモリ最適化 | 大規模向け (RAM 1 GiB あたりの価格が最も低い) |
P | 高速コンピューティング | 汎用 GPU コンピューティングアプリケーション用に設計 |
G | 高速コンピューティング | グラフィック集約型アプリケーション用に最適化 |
F | 高速コンピューティング | FPGA(集積回路の一種)によるカスタマイズ可能なハードウェアアクセラレーション |
I | ストレージ最適化 | 低レイテンシー、極めて高いランダム I/O パフォーマンス、優れたシーケンシャルリードスループットのために最適化 |
D | ストレージ最適化 | ディスクスループットパフォーマンスあたりの価格が EC2 で最小 |
H | ストレージ最適化 | 高ディスクスループット、およびバランスの取れたコンピューティングとメモリを実現 |
- 汎用 : バランスの取れたコンピューティング、メモリ、ネットワークのリソースを提供
- コンピューティング最適化 : 高パフォーマンスプロセッサの恩恵を受けるアプリケーションに最適
- メモリ最適化 : メモリ内の大きいデータセットを処理するワークロードに対して高速なパフォーマンスを実現
- 高速コンピューティング : 浮動小数点計算、グラフィックス処理、データパターン照合を効率的に実行
- ストレージ最適化 : 数万 IOPS もの低レイテンシーなランダム I/O オペレーションに最適化
設定方法
先にプレイスメントグループを構成した上で、その中でインスタンスタイプとインスタンス数を決定する。