目次
前置き
eeNotesでインフラ兼バックエンド兼フロントエンドの足枷兼Figmaを眺めるだけの@tetsuya28です
普段はベンチャーや知り合いのお手伝いなどでAWSのインフラ管理などをメインに生計を立てているしがない大学院生です
今回は、去年の夏インターンの成果物を優秀なチームメンバーと共に紆余曲折、10ヶ月もの歳月を費やし開発を続け、先週リリースしたeeNotesというサービスのインフラ構成についてざっくりとまとめてみました
インフラ構成
なにはともあれ、とりあえずインフラ構成はこんな感じになってます
アイコンがバラバラなのは許して下さい。新しいアイコンが揃ってなかったので…
eeNotesではプロダクション環境とステージング環境をAWS上に構築しています
ステージング環境は諸々の事情により若干上記のプロダクション環境とは違うのですが、複雑になるので一旦なかったことに
青色の線が主にサービス内で行われる通信、オレンジがログ等、緑色がデプロイに使われるものを表しています
上記の構成をTerraformを用いてIaCで構築しています
めちゃくちゃ大雑把な図ですが、主にデプロイ・Backend・Frontendについて解説していこうと思います
デプロイパイプライン
prod環境は、Frontend, Backend共にGitHub上の master
ブランチの更新を元にGitHub Actions上でDockerイメージを作りECRにpush、またCodePipelineに使う imagedef.json
をS3にアップロード
S3へのアップロードをフックしてCodepipelineを起動してECSのタスク定義・タスクを更新。また、デプロイ情報はSNS、Amazon Chatbotを通じて随時Slackに通知しています
デプロイ時に必要な認証情報はSSMを通じて取得
基本的にデプロイに係る作業はGitHub上でPull Requestさえ作ってしまえば後はいい感じにやってくれるようにしてあるので大体MTG中にPRだけ作って後はSuccess通知が来るのを雑談しながら待っています
Frontend
Frontendはロードバランサーを経由してECS on EC2上でリクエストを処理しています
静的ファイルに関しては前段にCloudfrontを挟みキャッシュしつつS3へリクエストを流しています
(後述のBackendと異なりon EC2で動かしているのはコスト削減の為にステージング環境と同一ホストを使っているためです)
Backend
Backendはロードバランサーを経由、ECS on Fargate上にGolangのAPIサーバを配置し、RDS・Elasticsearchからデータの取得・検索を行っています。
ログは逐次Cloudwatch Logsに流しています
その他
ユーザ認証周りは全てFirebaseにお任せしてあります
アラートなどは基本的にCloudwatchからSNS経由でSlackで受信しています
お金に関しては、大体こんな感じの構成をステージング環境用にも作って月3,000円程って感じで運用しています(余裕で赤字。どなたかスポンサーしてくれてもいいんですよ??いや、まじで…)
ロードマップ
今後のインフラの課題としては次のようなことに時間が出来たら検証しようと思ってます
- DBのマイグレーション自動化
- 属人化からの脱却
- フロントエンドをS3などで配信
- Auto Scalingの設定
まとめ
以上、ざっくりとではありますがeeNotesのインフラ構成についてでした
MySQL、Elasticsearchやフロント・デザイン技術、チーム開発体制については他のメンバーが記事を書いてくれることを期待している♪
インフラなどについてご質問等ありましたらお気軽に@tetsuya28までDMでも飛ばして下さい
おまけ
最後にeeNotesのインフラを作っていく中でのいくつかの失敗をご紹介
良い子は真似しないでね