先日開催されたStreaming Conference #2で「Raspberry Pi Zeroと カメラモジュールで作るライブ配信実験機」の話をしました。
発表資料のリンク: https://www.slideshare.net/tetsu.koba/raspberry-pi-zero-94974456
録画: https://freshlive.tv/tech-conference/205662
(開始後20分くらいから私の発表)
説明の中で使ったコードはgistに貼りました。
https://gist.github.com/tetsu-koba/302e2d5ef96ca6001fba541f8eda8be2
補足説明
専用のカメラモジュールを使おう
カメラモジュールを買うのをためらってずっとUSBのWebcamで試していたのですが、これだと性能が出ないです。640x480 20fps くらい。専用カメラモジュールだと1920x1080 30fps できます。
設置方法
今回は100均で売っている大型の洗濯バサミで挟んで固定しました。
いきなり電源を切ってもファイルが壊れにくくする工夫
今回は録画機能は無いので、動作中にファイルへの書き込みはありません。なのでffmpegを動かすループに入る前に/ と /boot をread only でremountしています。
唯一、fifoを/tmpに作成するので、/etc/fstab に追加で /tmp をtmpfsにマウントするようにしています。
本格的にやるなら、私ならRasbianを使わずにBuildrootで必要なものだけを入れたルートファイルシステムを作りますが、今回はこれくらいで。
Raspberry Pi Zero以外を使うときは
ラズパイ2や3でも共通に使えます。
ただし、LEDに関してはZeroは他のシリーズと違ってON/OFFが反転しているので、それだけ修正してください。
できる人はケースを自作したら?
ラズパイゼロのケースセットのケースはコンパクトなのですが問題もあります。
- ピンヘッダのピンを切らないとカメラ用のフタがしまらない
- フタを閉めるとLEDが見えないので動作状況がわからない
- ケースにいれたままだとマイクロSDカードの抜き差しができない
一時期はケースセットしか入手できなかったのですが、この前に秋葉原の秋月をのぞいたらラズパイゼロを単体販売していました。
工作できる人はオリジナルのケースを作ったほうが楽しめそうです。