** 2021年6月26日の追記 **
ELP社のカメラの売れ筋のものは現在はamazonで購入できるようになっています。
** 追記ここまで **
最近いくつかの4K webcamを買って試したのでメモを残します。
2019年11月の情報です。
入手可能な4K webcam
webcamといえばとてもたくさんのものが出回っているのですが、4K (3840x2160)の解像度で30fpsをだせるものとなると実はあまりありません。2万円くらいで購入可能なものは以下のものです。
- ロジクール BRIO
- AliExpress で購入可能なELP社のUSBカメラ
BRIOとELP社のカメラ3種の合計4機種を試したので、それぞれについてコメントします。
ロジクールBRIO
まず最初にみつかる4Kのwebcam はこれだと思います。
価格が2万円超で同社のフルHDクラスのwebcamの倍しますが、画質はよいです。きれいな発色です。
ディスプレイに引っ掛けて使うのにちょうどいいかたちをしています。意外なことに三脚穴はありません。 (2020.3.19追記: 三脚穴あります。下のコメント参照)
Jetson nanoにつないで使っていたのですが、ログをみるとごくたまに解釈できないMJPEGが流れてきているようなメッセージが出ます。使っていると熱くなります。短時間で使用する分にはよいのですが、1日中つけっぱなしで使うようなことは想定していない感じです。
ELP社製IMX317センサーのカメラ
私も今回初めて知ったのですが、ELPという会社がすごくたくさんの種類のUSBカメラを出していて、AliExpress でそれを日本から買うことができます。そのなかでセンサーとしてソニーのIMX317を使っているものが4K 30fpsでます。
AliEcpressのサイトでIMX317 で検索してみるとよいでしょう。基本的にセンサーと制御基板は同一で、ケースとレンズが違うものがたくさん見つかります。
USB2.0で4KのMJPEGが出てきます。昼夜つけっぱなしで使ってみましたが安定して使えました。
IMX317センサーのカメラで3つ試したので紹介します。
ELP-USB4KHDR01-BL36
https://ja.aliexpress.com/item/33013268769.html
最初に買ったのがこれ。
レンズにたくさんの選択肢があるので、広角のものがよいだろうと思って一番焦点距離の短い3.6mmを選びました。
実際の映像をみると、真ん中は非常に高画質ですが、周辺部分が明らかに画質が落ちていました。
webcamのパラメータ設定で少しズームして使えば問題ないです。
ケースはプラスチックで、三脚穴もありません。
オートフォーカスできます。
ELP-USB4KHDR01-KL36
https://ja.aliexpress.com/item/33020119738.html
次はレンズをもう少しよいものにしようと買ったのがこれ。
レンズは No distortion lens を選びました。
ケースは金属製のしっかりしたもので、三脚穴があります。
オートフォーカスできます。
ELP-USB4KHDR01-MFV
https://ja.aliexpress.com/item/33016736630.html
レンズを外せるタイプのものも買ってみました。
ケースは金属製で三脚穴があります。
説明には明記されていないのですが、大きさからみてCSマウントのレンズに交換できると思います。CSマウントレンズは監視カメラでよく使われている規格です。
2.8-12mm lens を選びました。
このレンズは焦点距離と絞りを手動で変更できます。その代わりフォーカスは自分で調整する必要があります。
レンズに詳しい人なら自分で他のレンズを見つけてきて交換したり、いろいろ試せると思います。
おすすめ
私からのおすすめはAliExpressで買えるソニーIMX317センサーのカメラです。日本円で1万円ちょっとです。
これを4Kでなくて1080pや720p で使ったとしても、ロジクールの1万円クラスのwebcamよりも明らかに画質がよいです。センサーが新しいせいでしょうか。
webcamとして普通に使い勝手がよいのがこれです。
ELP-USB4KHDR01-KL36
https://ja.aliexpress.com/item/33020119738.html
レンズの選択に迷うので、いくつかちがうものをまとめ買いするのがよいと思います。まとめて一回で配送すると配送料が節約できます。納期は2〜3週間かかります。
なお、今回はマイクの性能は確認していません。