#前書き
こんにちは!今回は応用情報技術者試験に未経験から合格するための記事を書いていきます!
前回は基本情報技術者よりも、応用情報技術者をあえて選んだ理由をあえて書きましたが、今回は午前問題の僕なりの対策方法について書いていきます。
#応用情報技術者の午前問題は?
まずは、午前問題のルールについて説明していきます。午前問題は全部で80問。最初の50問はテクノロジ系、51問目から60問目はマネジメント系、61問目から80問目はストラテジ系となっています。配点は全て均一であり、1問につき1.25点の100点満点です。60点以上獲得すれば合格ラインとなるので、80問中48問正解する必要があります。問題は全て4択でマークシート方式となります。試験時間は150分です。基本情報技術者試験の午前問題も形式は全く同じです。
ちなみに僕が受験した時は時計のない試験場がほとんどだったので、時計は持ち込んだ方がいいと思います。
#筆者が思う最大の試験対策
最大の試験対策は過去問に取り組むことです。あらゆるジャンルの問題で、過去問に類似した問題が出題されます。それどころか問題文、選択肢までも同じ問題が出題されることも多くあります。5割程度は過去問題とされています。過去問題に目を通していると、同じ問題に何回も出会すことでしょう。計算問題でも数字が全く同じ問題が出題されているので、こうした問題で時間短縮できるのは大きいと思います。問題集を買ってもいいですし、もちろん問題集も目を通しましたが、勉強が進むに連れて応用情報技術者ドットコムというサイトを用いました。問題と解説に加え、類似問題までアクセスできますし、1つの回を通しで回答する模擬試験や、複数回に跨ってジャンルを指定して回答することもできるので、手軽に勉強ができると思います。
https://www.ap-siken.com/
#それだけではあんまりなので・・・
しかし、過去問を解くというだけでは、理解が難しいこともありますし、そのまま進むと午後問題でつまづくこともありますので、他の勉強法も紹介していきます。未経験から始める場合は、まずはITパスポート試験や、基本情報技術者の午前問題対策から始めるのもありだと思います。応用情報技術者は過去問が多いとはいえ、文章が長い問題が多く、単語自体も難しい物が多いのでいきなり始めるとつまずく可能性が高いです。僕は最初基本情報技術者試験の勉強をしていたので、応用情報技術者試験にも割と楽に勉強に取り組めたと思います。また基本情報技術者試験の類似問題からも応用情報技術者試験で出題されていたので、ステップアップしやすいと思います。ITパスポートはかなり基礎的なのである程度知識のある人は飛ばしてもいいかもしれません。また基本情報技術者、応用情報技術者それぞれの教科書のような本を買うのもありです。
僕はキタミ式イラストIT塾を購入して何周か読みました。特にテクノロジ系の問題で分かりやすく書かれていますし、試験に関する知識も広くつけることができます。
#未経験から受けるなら得点源は?
未経験にとって得点源になるのがマネジメント系と、ストラテジ系です。この二つは社会人であれば聞いたことがある言葉から出題される問題も多く含まれていると思います。これらは合計30問ですが、8割は取りたいところです。ここで24問とってしまえば、テクノロジ系は半分程度得点できれば合格できます。マネジメント系は特に難度が低いと思います。監査に関する問題が3〜4問ありますが、ここは当たり前に選択肢を選べば正解できますし、計算問題もテクノロジ系に比べてはるかに優しい計算ばかりです。また過去問と類似した問題が多いのでここは確実に取りたいところです。
ストラテジ系は言葉を知っていないと手も足も出ない問題ばかりです・・・が、テクノロジ系は言葉の理解に加えてそれを応用的に用いないと解けない問題が多く含まれているのに対し、こちらは言葉さえ分かれば解ける問題が多いです。過去問題からそのままの問題も多く含まれていますし、このジャンルは勉強量がそのまま得点に直結することができるかなと思います。
#テクノロジ系をどうする?
たとえマネジメント系、ストラテジ系を全て正解したとしても、テクノロジ系で18問は正解しないといけません。しかしテクノロジ系は未経験からすると他のジャンル以上に聞いたことのない言葉が当たり前のように問題文、選択肢の全てに並んでしまいます。心が折れそうになります・・・
##テクノロジ系の得点源
難関のテクノロジ系の中でも最も得点しやすいと思うものは何かと言うと、情報セキュリティ系の問題です。6~8問は必ず出題される上に、セキュリティ系の問題は単純に言葉の意味を聞く問題も多く含まれています。更に午後問題でも情報セキュリティは必ず回答しないといけないので、対策すれば午後問題も含めてなかなかの得点に繋がるのではないのでしょうか。また情報セキュリティはテクノロジ系でも後半に配置されていることが多いですが、テクノロジ系の終盤、つまりセキュリティ系の後の問題はマネジメント系にも近い問題が多く含まれます。この辺りも合わせて得点できればかなり合格に近づくと思います。
##その他得点しやすい問題
テクノロジ系の計算問題は、応用情報技術者ドットコムなどで勉強している時は時間がかかる分スルーしてしまいがちですが、計算方法はわかるようにしておけば、本番では対応できると思います。本番は80問で150分の制限時間ですし、後半40問は知識、簡単な計算で解ける問題が多いので、確実に計算すれば得点できると思います。本番では電卓が使えないのに、やたらと桁数の多い問題が多いので、何度かは練習しておいた方がいいと思います。ちなみに計算問題すら、全く過去問と同じ物が出題されることがあるので、問題と正解自体には目を通しておいた方がいいと思います。
#終わりに
とはいえ、未経験にはやはり前半の40問は特に難しく感じます。僕は後半から解いたり、前半わからない問題はとりあえずすぐにスルーして、少しでも多く埋めることで心の動揺を抑えていました・・・前半でも、メモリの問題など暗記で解ける問題など、覚えれば解ける問題はしっかりと抑えておけば確実に得点を伸ばせると思います。あとは過去問と全く同じ問題を落とさなければチャンスは更に広がります!勉強してもなかなか頭に入らないところは、とりあえず過去問を目に焼き付けるという勉強法をとっていました・・・
僕は後半40問で30問正解できれば、前半40問を18問正解すればいいと思って試験を解いていました。こんな勉強法でも、最終的には8割近い得点で午前問題を突破できるようになりました。次回は午後問題について書いていきます!