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GHKit ZeroとIntegromatの連携

Last updated at Posted at 2020-10-05

GHKit Zero」は、Google Homeに、プッシュ通知機能を追加することを目的に開発されたキットです。

ここでは、「GHKit Zero」と、サービス連携プラットフォーム「Integromat」との連携手順を説明します。

具体的には、Integromat の「RSS」モジュール、「HTTP」モジュールを使い、 設定した時間間隔(例:1時間おき)で、Google HomeがNHKニュース記事を再生するシナリオの構築手順について記載します。

以下に、Integromatのシナリオ編集画面における本記事の完成形を示します。Integromatでは以下のような円アイコン(「RSS」、「HTTP」)をモジュールといい、このモジュールを連携して任意のシナリオを作成します。
GHKit_Integromat_Scenario01.png

設定前の準備

連携を設定する前に、以下の項目を確認してください。

1. 「Google Home」と「GHKit」のセットアップ

最初に、Google Homeをセットアップし、利用できる状態にしておいてください。

次に、HP上の手順を参考に「GHKit Zero」をセットアップし、Google Homeとの接続を確認してください。

2. Integromatのアカウント作成

Integromatのサイトにアクセスし、アカウントを作成(Sign up)してください。

Googleアカウントをお持ちの方は「Sign in」ボタンより「Sign in with Google」を選択すると、アカウント作成(Sign up)とログイン(Sign In)が同時に行えます。
Sign in with Google.png

3. 連携情報の用意

GHKit Zero」同梱の書類より「GHKit ID」と「Code」をご準備ください。

  • GHKit ID:ここでは例として「abcde12345」を用います。
  • Code:ここでは例として「123456」を用います。

Integromatの設定

Integromatにおけるシナリオ作成は、全てIntegromatのWEBサイトで行います。

あらかじめログイン(Sign in)しておいてください。

シナリオの作成

まず最初に、ホーム画面から右上部の「+Create a new scenario」をクリックし、シナリオ作成を開始します。
GHKit_Integromat_Create a new scenario.png
続いて、右上の「Skip」を選択し、シナリオ編集画面へ移動します。
GHKit_Integromat_Skip.png

RSSモジュールの利用

以下がシナリオ編集画面になります。「Search」から使用するモジュールを探し、選択します。
GHKit_Integromat_Search.png
「Search」に「RSS」と入力し、「RSS」モジュールを選択します。
GHKit_Integromat_SearchRSS.png
RSSモジュールを選択すると、以下のような選択画面が表示されるので、TRIGGERSの「Watch RSS feed items」を選択します。本選択により、「RSSフィールドの取得」をトリガーとして、別のサービス(モジュール)実行することができます。
GHKit_Integromat_TRIGGERS.png
次にRSSモジュールの詳細を設定をします。
まず取得したいRSSフィードのURLを指定します。今回はNHKニュースの主要ニュースのRSSフィードを用いました。

次に、Integromatが1回の実行で返すアイテムの最大数に1を入力します。
これは取得したNHKニュースのRSSフィードのうち、新規の一つのニュース記事を取得するという設定になります。

GHKit_Integromat_URL.png

次に取得するフィード(ニュース)の開始位置を設定します。
RSSモジュールを右クリックし、「Choose where to start」を選択します。
GHKit_Integromat_Settings.png
以下の項目選択画面が表示されるので、「All RSS feed items」を選択して「OK」をクリックします。
これにより、RSSフィードに含まれる全ての新着ニュース記事を古い順に取得します。
GHKit_Integromat_Choose where to start.png
最後に、RSSモジュールを実行するタイミングを設定します。

RSSモジュールの左下にある時計アイコンを選択し、60分おきにRSSフォードが取得されるようにします。
「Run scenario」ならびに「Minutes」をそれぞれ以下のように設定します。

  • Run scenario : At regular intervals
  • Minutes : 60

これにより、60分おきにRSSフィードを取得し、別のモジュール(HTTPモジュール)を実行する準備が整いました。
GHKit_Integromat_Schedule setting.png

HTTPモジュールの利用

次にHTTPモジュールを追加し、設定していきます。
RSSモジュールの右端にある「+アイコン」をクリックし、モジュールを追加します。
GHKit_Integration_RSS Add.png
追加された「?アイコン(未定義モジュール)」を選択し、モジュール検索欄から使用するモジュール(HTTP)を探し、選択します。
GHKit_Integromat_HTTP.png
ACTIONSとして「Make a request」を選択します。
GHKit_Integromat_ACTIONS.png
ここで下記のように GHKit への接続情報を記載します。
* URL:https://zero.ghkit.jp/
* Method:POST
* Body Type:Raw
* Content Type:application/json

最も重要なRequest Content部分は下記のように記載してください。
「abcde12345」は事前に準備した「GHKit ID」に、「123456」は「Code」に置き換えてください。

「message」には、Google Homeが再生するメッセージの内容を記述します。
ここで、「1.Description」の部分は、RSS feed items項目の中から、ニュースの主要内容であるDescriptionを選択して置き換えます。

{
"ghkit":"abcde12345",
"code":"123456",
"message":"NHKニュースです。1.Description"
}

最終的なHTTPモジュールの設定は以下のようになります。
スクリーンショット 2020-10-05 18.19.45.png

「{」「}」「"」は全て半角です。全角にならないように注意してください。
特に「"」は、環境により「“」や「”」に自動変換される場合があります。
また、message部分以外で全角スペースが挿入されたり、予期しない改行があると、エラーの原因になります。
あわせてご注意ください。

上記の入力が完了したらOKボタンを選択して、HTTPの設定は完了になります。

シナリオの実行

上記で、シナリオの作成は完了です。
実行テストとして「Run once」を選択すると、シナリオが1回実行されます。
GHKit_Integromat_Runonce.png
GHKitを経由し、Google HomeよりNHKニュース記事が再生されれば成功です。

シナリオの実行が成功すると、各モジュールの右上に「番号アイコン」が表示され、選択すると実行内容を確認できます。また、実行を失敗した場合も同じ場所にアイコンが表示されるので、選択して内容を確認ください。

モジュール及びシナリオの設定完了後、左下の「SCHEDULING」を選択し「ON」にします。
これで全設定は完了になり、1時間おきにGoogle HomeよりNHKニュースが再生されます。
GHKit_Integromat_SCHEDULING.png

最後に

今回は、Integromatの「RSS」モジュールによるNHKニュースの取得をトリガーとし、「HTTP」モジュールをアクションとすることで、GHKitを通じてGoole Homeでニュース記事を1時間おきに再生する手順について説明しました。

Integromatには他にも多様なモジュールがあり、条件分岐を行う「Router」機能など様々な機能があります。
どのように利用するはかアイデア次第です。面白い使い方を是非発見してください。

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