はじめに
SoftLayerでは、価格を見積もる方法として、今まで
1) Customer Portal(https://control.softlayer.com )にログインして見積もる
2) Store Front(https://store.softlayer.com/configure )を使って見積もる
などの方法がありました。
ただし、これは1つ1つのサーバーを見積もる際にしか使えません。例えばオブジェクトストレージはxxxGB使って、転送量はxxxだけで・・・となると、また別のページから検索しないといけなかったですし、そのための情報を収集するのにも一苦労でした。なんといっても、折角見積もった情報を保管して、後から再利用することもできなかったのです・・・。
今回新たにSoftLayerから提供されるTCO Calculator(http://www.softlayer.com/tco/ )はこういった課題を解決してくれるWebツールです。早速次項から見てみましょう。
※ただし、この見積もりツールは完全にSoftLayer内部の価格情報と同期されている訳ではなさそうです。もし見積もりツールとCustomer Portalの価格が食い違っていた場合は、後者の内容が優先されると思われます。
TCOツールのトップ画面
http://www.softlayer.com/tco/ からアクセスしてみましょう。
- No present data.
これは、一から新規に見積もる時に利用します。多くの人はまずここから選択すると良いでしょう。 - Load a sample configuration that you can adjust to your requirements.
これは、サンプルの構成を使って見積もる時に利用します。テンプレートとして、以下のものが選択できるようです。
- Restore saved input.
こちらは、既存の見積もりを復元して、見積もり値を確認する際などに利用します。
イチから見積もってみる
全く最初から見積もる場合は、上記画面にてNo present dataを選択し、Launch CALCULATORを押下すると、以下のような画面が出てきます。
この画面から、サーバーやストレージやネットワークオプション(Load BalancerやFirewallなど)の費用を見積もることが可能です。例えば、仮想サーバーの計算をしたい場合は、左のパネルからServersを選択したあと、中央のパネルでAdd a Virtual Serverのタブを選択します。そうすると以下のような画面が現れるので、各種オプションを選択して下さい(例えば、hourlyなのかmonthlyなのか、OSはWindowsなのかLinuxなのか、等)。全て選択した後に、画面赤字のADD Serverを選択すれば、リストに追加されます。
もしかしたらオプションの中に分からないものがあるかもしれませんが、その際には画面右上のLive Chatを選択してみて下さい。ここでSoftLayerのセールスチームからの支援が得られると思います。
このようにして、物理サーバもストレージもネットワーク関連サービスも追加していくことで、複数のアイテムにまたがった見積もりが可能になります。
なお、再編集したい場合は、Dropbox上のActionから、Editボタンを選択すれば良さそうです。
Cost総額を確認する
左側のパネルから、Cost Summaryを選択することで確認が可能です。
見積もり内容をpdfに出力したり保管する
見積もりをpdf形式で出力したい場合は、Snapshotsを選択します。一方、見積もり情報を保管したい場合は、Save your inputを選択します(なんか若干バグがある気がしないでもないけど・・・)。
オンプレミス環境との価格費概算を確認する
左側のパネルから、Compare cost modelsを選択することで、オンプレミスとの価格概算を比較し、どういう対費用高価が得られるかを確認することができます。