3
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

IBM Cloud: VPCのVSIをIPアドレス指定(reserved IPを利用)でプロビジョニングする方法

Last updated at Posted at 2022-03-30

1. はじめに

以前はCLIやAPIでIPアドレスを指定してVSIのプロビジョニングを行なっていたが、最近ではIBM CloudのVPCでは、予めIPアドレスを予約しておき(reserved IP)、そのIPアドレスを使ってサーバーのプロビジョニングなどに指定することが可能になった。
https://cloud.ibm.com/docs/vpc?topic=vpc-managing-ip-addresses&interface=ui

本稿では、そのReserved IPの使い方を紹介する。

2. VSIプロビジョニング時に利用する方法

2-1. Network -> Subnetsからサブネットを作成する

(省略)

2-2. サブネットメニュー内で、Reserved IPを作成

  • サブネットメニューで、Reserved IPsタブに移動。
    image.png
  • Select an IP address for meを選択すると、IBM Cloudが自動的にIPアドレスを選出する。IPアドレスは利用者が明示的に選出したいことの方が多いと思うので、Let me specifyを選択し、IPアドレスとその名称を指定する。

    image.png
  • 作成された。Auto DeleteはデフォルトでDisabledになっている。
    image.png

2-3. VSI作成時にReserved IPを指定する。

  • VSI作成時に、適切なVPCを選択した後、Network Interfaceの編集ボタンを押す。

    image.png
  • 先ほど作成したReserved IPを選択。

    image.png

3. その他補足

  1. VSI作成時にType an IP addressからIPアドレスを指定してReserved IPを作成することも可能。ただし、こちらの方法でReserved IPを作成するとデフォルトではAuto Deleteは有効になっているため、このままではVSIを削除するとIPアドレスは解放されることに注意。また、このReserved IPにはシステムが名称を割り当てるため、後から独自に命名したい場合はサブネットメニューで編集する必要がある。
    image.png
  2. VSI注文メニューを見ると、今まではReserved IPを使っていなかったが、Reserved IPを使うように仕様変更されたかのように思われそうだが、今までは「Auto Deleteが有効になっているReserved IP」が使われていたと考えると良い。過去に作成されたVSIでAuto Deleteが有効になったReserved IPを使っていることは、Reserved IP一覧からもわかる。
  3. ここに記載されているシステム予約のIPアドレスも、Reserved IP一覧から確認できる。
    image.png
  4. 新規に作成されたVPC ALBなどもreserved IPとして登録されることがわかる(ただし、既存のVPC ALBのIPはreserved IPとして表示はされてもリソース名にはまだ紐づいていない。既存のALBに対しては今後紐付けを行う作業が行われると聞いている) image.png
3
2
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?