IBM WebSphere Hybrid Edition V5.0 Solution Architectureとは
WebSphere Hybrid Editionは、従来のWAS ND、Base、Liberty Coreに加え、クラウド・マイグレーションのためのツール類を含んだIBMのサブスクリプション製品です。IBM WebSphere Hybrid Edition V5.0 Solution Architectureに合格すると、IBM Certified Solution Architect - WebSphere Hybrid Edition V5.0の認定資格を得ることができます。もちろんOpen Badgeももらえます。

認定資格および試験の概要はこちら。
学習方法
難易度はかなり高めです。下記サイトでラーニングパスが公開されていますので、一通り目を通すことをお勧めします。それでも難しいです。
受験方法
PearsonVUE社のサイトで予約して受験してください。
以前は最寄りのテストセンターでしか受験できなかったのですが、最近はカメラ付きPCがあれば自宅でも受験可能になりました。こういうご時世ですので、可能であれば自宅での受験をお勧めします。ただし部屋の片づけはきちんとしておいてください。
合格点
64問中45問以上の正解で合格です。正答率は70%です。
出題内容
試験規約により具体的な問題文は書けませんので、雰囲気になりますが、いくつか問われそうな箇所を書きます。
WAS ND, Base, Liberty Core
- ライセンスの違いと適用パターン
- JMS利用時の構成
- plug-inの生成と役割
- セッションクラスタリング・レプリケーションの構成
- Collectiveの構成
マイグレーションツール
各ツールの構成、使用方法について。
- Transformation Advisor
- Mono2Micro
- WebSphere Application Server Migration Toolkit
- Cloud Foundry Migration Runtime
Cloud Native
- マイグレーションの流れ
- Cloud Native
- Cloud Ready
- Kubernetes
- OpenShift
- Re-host
- Re-platform
- Re-factoring
感想
試験の難易度は高めです。WASに詳しいだけでは恐らく合格できません。WASの各エディションだけでなく、Migration Toolkit、Transformation Advisor、Mono2Micro、Cloud Foundry Migration Runtimeといったツール類についてもかなり詳しく問われますが、これらを実際に使ったことがある人は稀だと思うので、e-Learningや製品マニュアルを見て、導入方法から使い方まで勉強しておく必要があります。また、ベンダー試験あるあるですが、どうにも回答の選択肢が腑に落ちないケースもいくつかありました。私はぎりぎり合格できましたが、もう1回受けたら落ちてもおかしくないです。