IBM Cloud for Financial Services v1 Specialtyとは
IBMのマスタリー試験(特定製品スペシャリストの適格認定試験)の1つです。主にIBM Cloud for Financial Servicesという、金融機関等の厳しいレギュレーションに対応したIBM Cloudサービスの専門性を認定する試験です。

認定資格および試験の概要はこちら。
学習方法
難易度はかなり「低め」です。肝を抑えていれば簡単でした。一応学習パスは公開されています。
https://www.ibm.com/training/path/ibmcloudforfinancialservices
受験方法
PearsonVUE社のサイトで予約して受験してください。
以前は最寄りのテストセンターでしか受験できなかったのですが、最近はカメラ付きPCがあれば自宅でも受験可能になりました。こういうご時世ですので、可能であれば自宅での受験をお勧めします。ただし部屋の片づけはきちんとしておいてください。
合格点
44問中30問以上の正解で合格です。正答率は68%です。
出題内容
試験規約により具体的な問題文は書けませんので、雰囲気になりますが、いくつか問われそうな箇所を書きます。
- SCC (Security and Compliance Center)の役割、構成
- Financial Services検証済サービスの種類、特徴
- Hyper Protect Crypto Servicesの仕組み、役割
感想
先ほど肝を抑えれば簡単と書きましたが、IBM Cloud for Financial Servicesとは、技術的にはHyper Protect Crypto Servicesを使ってセキュアにしたIBM Cloudサービス集に加え、SCCによる業界標準レギュレーションへの監査機能のことです(間違って理解していたらすみません)。そのため、IBM CloudのArchitect資格を持っているような人であれば、少しHyper Protect Crypto ServicesやSCCを調べれば、十分合格できるレベルになると思います。