IBM Cloud Associate SRE v1とは
IBM Cloudの認定技術者の1つで、半年~1年程度の基礎的な経験を積んだ初級レベルの試験です。
IBM Cloud Associate SRE v1に合格すると、IBM Certified Associate SRE - Cloud v1の認定資格を得ることができます。もちろんOpen Badgeももらえます。

認定資格および試験の概要はこちらです。
学習方法
難易度は高めでした。公式ラーニングパスは下記サイトです。
https://www.ibm.com/training/path/ibmcloudassociatesitereliabilityengineer(sre)
しかし多くのモジュールは私にはあまり役に立ちませんでした。その中でも3000円で受けられる有料のアセスメントテスト(A1000-105)は、試験のレベル感や出題範囲を知るためにかなり有用でした。
受験方法
PearsonVUE社のサイトで予約して受験してください。
以前は最寄りのテストセンターでしか受験できなかったのですが、最近はカメラ付きPCがあれば自宅でも受験可能になりました。こういうご時世ですので、可能であれば自宅での受験をお勧めします。ただし部屋の片づけはきちんとしておいてください。私はいつも気分転換を兼ねてテストセンターで受けるようにしています。
合格点
66問中43問以上の正解で合格です。正答率は65%です。
出題内容
試験規約により具体的な問題文は書けませんので、雰囲気になりますが、次のような言葉は意味と仕組みを理解しておくといいでしょう。
- Availability
- DevOps
- Error Budget
- Golden Signals
- Incident Management
- Kubernetes (Probe、AutoScaler)
- Load Balancer (GLB/ALB/NLB)
- Monitoring (メトリクス、メソッド、ツール、サービス)
- Postmortem
- Problem Management
- RACI
- Resiliency
- SLI/SLO
- Trouble Shooting (IBM Cloudの特定サービスの例など)
感想
私は先に中級のProfessional SRE v1には受かっていたのですが、正直こちらの方が難しかったです。なぜかと考えたのですが、初級の方が実務寄り、中級の方が概念寄りなためだろうと思いました。SRE?ああGoogleの言ってるアレね、Error BudgetとかGolden Signalsとかだろ?という人はむしろ中級の方が受かりやすく、それらのフレームワークを理解して実践している人が初級に受かるのだと思います。しかし現場でGoogle的なSREを実践している人はかなり稀だと思うので・・・。
ですので、お金を払ってでもアセスメントテストを受けて、わからないところ(だらけ)をネット検索で調べる、と言うやり方をお勧めします。