IBM Cloud Security Engineer v1 Specialtyとは
IBMのマスタリー試験(特定製品スペシャリストの適格認定試験)の1つで、2022年2月から受験可能になりました。主にIBM Cloudのセキュリティ分野の専門性を認定する試験です。
認定資格および試験の概要はこちら。
学習方法
難易度はかなり高めです。下記サイトでラーニングパスが公開されていますので、一通り目を通すことをお勧めします。それでも難しいです。
https://www.ibm.com/training/path/ibmcloudsecurityengineerspecialty
受験方法
PearsonVUE社のサイトで予約して受験してください。
以前は最寄りのテストセンターでしか受験できなかったのですが、最近はカメラ付きPCがあれば自宅でも受験可能になりました。こういうご時世ですので、可能であれば自宅での受験をお勧めします。ただし部屋の片づけはきちんとしておいてください。
合格点
44問中24問以上の正解で合格です。正答率は54%です。IBMさんの認定試験としては甘めですが、難易度が高かったので余裕は全くありませんでした。
出題内容
試験規約により具体的な問題文は書けませんので、雰囲気になりますが、いくつか問われそうな箇所を書きます。
- SCC (Security and Compliance Center)の役割、使い方、構成、レポート出力等
- Security GroupとACLの違い、シナリオに応じた適応方法
- Power VSとVPCの接続
- HyTrust CloudControl
- IAMのプラットフォーム権限、サービス権限、シナリオに応じた適応方法
- HPCS (Hyper Protect Crypto Service)の使い方
- OpenShiftやKubernetesのセキュリティ(PSP、Calico)
- Code Engineのクレデンシャル管理
感想
試験の難易度は高めです。正直、自信をもって回答できたのは数問だけでしたが、合格点の低さに救われた形になりました。これから受ける方は、トレーニングコースをきちんとやることと、SCCの設定と運用は実機で確認しておくのがいいと思いました。