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IBM Cloud SatelliteでR0048が発生した場合の対処方法

Last updated at Posted at 2021-10-16

事象

IBM Cloud Satelliteのロケーションを作成するとき、構成バックアップ領域でIBM Cloud Object Storageのバケットを指定することも指定しないこともできます。指定しない場合は自動で適切ばバケットがアカウント内に作成されますが、指定する場合は自分であらかじめバケットを作成しておく必要があります。

しかし後者の方法で行った場合、バックアップが取られないという事象がありました。

下図は正常な状態のスクリーンショットです。

しかしバックアップが取られてない場合、次のように表示されます。

R0001: The Satellite location is ready for operations. R0048: The etcd backup for a cluster in your location failed to complete within the past day. If this issue persists, see 'http://ibm.biz/sat-loc-debug#R0048'.

対処

まずは素直にメッセージに書かれるとおり下記URLを参照し、環境を確認します。

http://ibm.biz/sat-loc-debug#R0048

次に、バケットのロケーションを確認してください。結論から言いますが、バケットはクロスリージョナルである必要があり、東京ロケーションの場合はap-geoである必要があります。特にその点はIBM Cloudのドキュメントからは見つけられなかったので(見落としかもしれません)、私はjp-tokでバケットを作成していました。そのせいでバックアップが取られなかったようです。

この場合の対処ですが、残念ながらSatelliteロケーションで使用するバックアップ先のバケットを変更する方法が現在ないため、次の対応をすることで解決しました。

  1. 現在のバケットを削除
  2. 約15分後に同じ名前でap-geoにバケットを作成
  3. しばらく放置

私の場合、これで無事バックアップが取られ、R0048の表示も消えました。

ポイントは、Satelliteのバックアップ用バケットはSatelliteとは名称でしか紐づいていないらしいということと、バケットの名前は削除後約15分再利用できないという点です。

ちなみにもし削除して再作成する直前に、他人が同じ名前のバケットを作ってしまったらどうなるのかは気になるところです。

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