はじめに
MacBook に Ubuntu をセットアップしてみたメモです。自動ではケアしてくれない要素があり、少しだけ工夫が必要でした。
対象
MacBook Pro (13-inch, Mid 2012)
https://support.apple.com/kb/SP649?locale=ja_JP
Ubuntu 18.04 LTS Bionic Beaver
細かくは 18.04.1 desktop amd64 です。
手順
概略は下記です。
- DISK 下準備(GPT 新規テーブル作成,EFI パーティーション作成)
- Ubuntu Installer でブート(ないしリブート)
- 普通にインストール
- (有線で The Internet に繋ぐ)
- 無線 LAN ドライバインストール
- 再起動
DISK 下準備
ここが「自動でケアしてくれない要素」になります。これをやっておかないとインストーラの終了直前の行程でエラーになります。ひどい。
いずれの処理も Linux 上のコマンドで実施できます。Ubuntu Installer ディスクで Live モードで起動して操作するのが良いと思います。
下準備の完了後、そのままインストーラを実行すると失敗する場合があるようです。再起動しましょう。
EFI パーティーション
EFI パーティーションのパラメータは下記で成功しています。
- 第1パーティーション
- ID == 0xEF00
- 容量 512MiB
- FAT32 でフォーマット
容量はもっと小さくても平気だと思います。実際数パーセントも使っていません。けれど 0.5GiB なんてディスク全体容量の数パーセント未満でしょうから、気にしない。
※太る (C)ロケットマン
無線 LAN ドライバインストール
この行程は場合によっては不要かもしれません。
手元の MacBook に搭載された無線 LAN 用 LSI は Broadcom 社の BCM4331 rev2 で、Ubuntu 18.04.1 インストール直後はドライバの初期化でエラーが出ており、使用できない状態でした。
このエラーは下記パッケージをセットアップすることで解消します。要再起動(試してませんが insmod でも足りるかも)。
- firmware-b43-installer
Stack Overflow 等にオフラインでセットアップする手順があるっぽいです。未検証ですが有線も使えない場合はお試しください。
オマケ
今となってはイリーガル感が否めませんが、Windows PC の BIOS モードで GPT なディスクから Linux を起動する Tips をコチラに掲載しています。