はじめに
先日伊藤さんのこちらの動画(↓)を見ました。
プログラミング初心者歓迎!「エラーが出ました。どうすればいいですか?」から卒業するための基本と極意 - YouTube
**「いや、なんでもっと早く見なかった!」**と思うくらい具体的なデバッグ手法が諸々解説されています。
そこで出てきたgem better_errors
&binding_of_caller
の導入方法と見方について簡単にまとめます。
今まで
puts デバッグ
binding.pry
rails serverのログ
を使ってエラーと闘っていましたが、この2つのgemはもっと早く知りたかったです
この記事が役に立つ方
- エラーに苦しんでいるRails初心者
この記事のメリット
- デバッグの効率が上がる
環境
- macOS Catalina 10.15.1
- zsh: 5.7.1
- Ruby: 2.6.5
- Rails: 5.2.3
- Docker: 19.03.5
better_errors
とは?
デフォルトのエラー画面をわかりやすく整形してくれるgem。
binding_of_caller
とは?
上記better_errors
と一緒に使うことで、ブラウザ上でirb
を使えるようになるgem。
※本記事では使用方法について触れていません。
導入方法
group :development do
gem 'better_errors'
gem 'binding_of_caller'
end
Gemfileに上記追記し、
bundle install
で完了。簡単!
※Dockerを使用している場合はもうひと手間必要
BetterErrors::Middleware.allow_ip! "0.0.0.0/0"
仮想環境を使っている方は、うまく動作しないようです。
私はDockerを使っていますが、上記コードを追記してサーバー再起動で動作しました。
Gem 『Better errors』が動かないとき | HippoBlog
使用例
ArgumentErrorが出ていた場合
form_with
を使おうとしたらエラーが出た場合を例にします。
エラーメッセージが最上部にあるのは変わりませんが、
その下に2つタブがあります。これが超便利。
- Application Frames
- All Frames
1. Application Frames
最初はApplication Framesが表示されています。
ここでは、自分の書いたコードを対象にエラーに関係する箇所を明示してくれています。
2. All Frames
次に、All Framesをクリックすると、自分が書いた箇所以外(gemやActiveSupportなど)まで踏み込んでエラーに関係する箇所が表示されます。
それぞれクリックしていくとコードが表示されます。
例えば今回は、form_with
のソースコードまで表示してくれます。
↓form_with
の最初の1行を抜き出すとこんな感じです。
def form_with(model: nil, scope: nil, url: nil, format: nil, **options, &block)
これで指定すべき引数がわかり、今回は
「いけね!そういえばmodel:
って書き忘れた!」
と気づくことが出来ます。便利!
その他、NoMethodError
で~ for nil:NilClass
とか出ていたら、ブラウザでそのまま変数の中身を確認したり出来て非常に便利です。
※画像最下部がコンソールになっています。
おわりに
最後まで読んで頂きありがとうございました
デバッグ手法は学び始めの段階でなるべく多くリストアップしておいたほうが効率がいいと思いますが、better_errors
はもっと早く導入していたかったです
伊藤さんのYoutube、非常に勉強になるのでまた他の動画も見させて頂きます。
参考にさせて頂いたサイト(いつもありがとうございます)
プログラミング初心者歓迎!「エラーが出ました。どうすればいいですか?」から卒業するための基本と極意 - YouTube
プログラミング初心者歓迎!「エラーが出ました。どうすればいいですか?」から卒業するための基本と極意(解説動画付き) - Qiita
Gem 『Better errors』が動かないとき | HippoBlog
【Rails】better_errorsとbinding_of_callerで自分でエラーを解決できるようになろう【初心者向け】 - Qiita