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【Docker】Dockerfileの命令の意味ざっくりまとめ

Last updated at Posted at 2019-11-20

はじめに

Dockerfileを読めるようになるために、Dockerfileの命令について意味をざっくりまとめました。
どう使うのかイメージがわかない命令も多いですが、とりあえず読めるようになるがゴールです。

公式ドキュメントに記載の内容を元にしています。
| Docker Documentation

この記事が役に立つ方

  • Dockerfileの読み方がよく分からない
  • Docker初心者

この記事のメリット

  • Dockerfileの命令が何を示しているのかが(なんとなく)分かる。

環境

  • macOS Mojave バージョン10.14.6
  • シェル:zsh
  • Docker:version 19.03.5, build 633a0ea

Dockerfileとは?

Dockerがイメージを構築するときに読み込むファイルです。
基本構文は、

命令 引数

のようになります。

Dockerfileにイメージを構築するための命令を全て記述し、

$ docker build

でイメージが構築され、それを元に開発が可能となります。

つまり、Dockerfileが同じであれば、開発環境は一緒ということです。

Dockerfileに記述する命令一覧

公式ドキュメントにあるものを抜粋しました。
構文には触れていませんので、必要に応じて下記をご参照下さい。
| Docker Documentation

FROM

ベースイメージを指定する。
これを元にその他命令を追加していくため、最初はFROMから記述する必要がある。
DockerHubにあるイメージを使用。

RUN

それまでのイメージをベースに、新規レイヤーでシェルコマンドを実行する。
実行後出来たイメージは、以降の命令にも適用される。

CMD

docker run時にデフォルトで実行するコマンドを指定することが出来る。
1つのDockerfileに1つしか含めることが出来ない。

ENTRYPOINT

docker run時にデフォルトで実行するコマンドを指定することが出来る。
1つのDockerfileに1つしか含めることが出来ない。

CMDとの違いは下記記事で解説されています。
docker CMD とENTRYPOINT の違いを試してみた - Qiita

LABEL

コンテナイメージにメタデータを登録する。
過去MAINTAINERで指定していた作者の情報も、LABELで指定するのが推奨とされている。

EXPOSE

ポートの開放を行う。
コンテナ間をリンクするときなどに使用。

ENV

環境変数を指定する。

ADD

ファイルやディレクトリ、リモートファイルURLを追加する。
ただし、rootユーザーのみ実行・書き込み可能な状態で追加されるため、必要に応じて別途パーミッションを変更する必要がある。

COPY

ホスト側からコンテナへファイルやディレクトリをコピーする。

VOLUME

ボリュームのマウントを行う。

USER

実行ユーザーを指定する。

WORKDIR

各種命令を実行する際の作業ディレクトリ(カレントディレクトリ)を指定する。

ARG

--build-argフラグで渡すことが出来る変数を定義する。

ONBUILD

作成するイメージが、別のビルドのベースイメージとして使用されるときに実行される命令を追加する。

STOPSIGNAL

終了時にコンテナに送るシグナルを指定できる。

HEALTHCHECK

コンテナが動作しているかどうかを確認するテストを組み込める。
引数の指定によって30秒に1回動作確認などが出来る。

SHELL

使用するシェルを指定出来る。

おわりに

実際使っていない命令が半分以上あり、理解不十分:sweat_smile:

これからBest Practicesも読みつつ、人の書いたDockerfileを読みつつで理解を深めていこうと思います。
Dockerfile Best Practices

参考にさせて頂いたサイト(いつもありがとうございます)

【入門】Dockerfileの基本的な書き方 | レコチョクのエンジニアブログ
| Docker Documentation
docker CMD とENTRYPOINT の違いを試してみた - Qiita

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