これを理解するまで、例えるなら山で地図とコンパスとGPSを持っているけど使い方がわからなくて(使っていなくて)道迷いしまくるような状態でした。
「もうGitで遭難したくない!」というあなたに役立てばと思います。
誤り等あればご指摘頂けますと幸いです。
この記事が役立つ人
- 細かい表示内容は置いといて、意味を知りたい
- 確認系の各種コマンドはよく分からない
- Git初心者
-
add
commit
push
の意味は分かる
各コマンドの表示単位
表示単位が小さい順から大きい順です。
【小】git diff
「ファイルの中身」を表示。
差分を抽出してくれる。
q
で抜けられる。
【中】git status
「ファイル」を表示。
現在、最新のcommit
後にどこが変更になったのかをファイル単位で教えてくれる。
【大】git log
「commit
」を表示。
現在いるbranch
の中での「commit
の履歴」を教えてくれる。
表示したいこと別 コマンド一覧
オプションも多すぎて、どれを使ったらいいか分からないですよね。
これを使えば現状把握にはそう困らないと思います。
まずはオプションなしで使ってみることで、根本の機能を理解するのが大事ですね。
※注意点
あれ?戻らない!と思ったら、だいたいq
を押せば抜けられます。
【ファイルの中身単位】git diff
1.(オプションなし) add
される前の内容を表示したい。
$ git diff
2.add
されてるけどcommit
されていない内容を表示したい。
$ git diff --cached
【ファイル単位】git status
1.(オプションなし)前回のcommit
から変更のあったファイルを表示したい。
$ git status
2.コンパクトにgit status
を表示したい。
$ git status -s
【commit単位】git log
1.(オプションなし)commit
した履歴を一覧表示したい。
git log
2.コンパクトにgit log
を表示したい。
git log --oneLine
3.どこを変更したかをgit log
を表示したい。
追加表示されるのは「ファイルの中身」。
git diff
をついでに表示するイメージ。
git log -p
4.どこを変更したかをgit log
を表示したい。
追加表示されるのは「行数」。
追加・削除件数が視覚的に分かるので「ここに大きな変更があったんだ」とわかりやすい。
git log --stat