makeコマンド
ソースコードをコンパイルしてソフトウェアの実行ファイルを作る(ビルド)するために、Linuxでよく使われるコマンド。
オプションなしで実行する他にターゲット指定することもでき、指定するターゲットによって事前にMakefileで設定されたさまざまな動作を自動で行わせることができる。
makeコマンドオプション一覧(代表的なもの)
-
make
引数にターゲットを指定しないと、自動的にmake allとした時の動作になる。 -
make all
さまざまな処理が行われる。
主に依存関係のチェック、カーネル本体とモジュールのビルド、不要になった一時ファイルの削除が自動的に実行される。 -
make mrproper
設定ファイルを含めてソースディレクトリ内を初期化する。
カーネルソースをダウンロードした後に実行し設定ファイルを確実に初期化しておくことが推奨される。 -
make clean
設定ファイルは残してソースディレクトリ内の一時ファイルなどを削除する。 -
make modules_install
ビルドし終わったカーネルモジュールを実際に現在のシステムにインストールする。
これを行わないとカーネルがモジュールを認識できずに使えない。