経緯
Windows11をインストールしているPCにArch Linuxとのデュアルブート環境を構築することに。
空き領域を作るためにdiskmgmt.mscやdiskpartを見ると、Cドライブ以外にも多数パーティションが生成されており、それぞれの役割や削除可否について調べてみることにした。
Win7の頃から勝手に作られるパーティションがあることはなんとなく認知していたが、あまり詳細を理解していなかったので
パーティション構成
普通にWin10/11をインストールすると以下4つのパーティションが生成されるはず(サイズは環境によって異なる)
番号 | サイズ | diskpartでの表示 | diskmgmt.mscでの表示 |
---|---|---|---|
1 | 100MB | システム | EFI システム パーティション |
2 | 16MB | 予約済み | (表示されない) |
3 | (Cドライブのサイズ) | プライマリ | ブート、クラッシュ ダンプ、ベーシック データ パーティション |
4 | 450MB | 回復 | 回復 パーティション |
※ 回復パーティションは、Windowsアップグレードの際に新しく作られるため複数存在する場合もある模様
それぞれの詳細
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EFIシステムパーティション(100MB)
- 頭文字をとってESPとも
- PC起動時、UEFIによって最初に読み込まれるパーティション
- linuxでいう/boot/efi
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「予約済み」パーティション
- MSR(Microsoft Reserved Partition)と呼ばれる
- MSのサイトでは「パーティション管理に役立てるため」と説明
- Cドライブのパーティションより前にある必要がある?
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Cドライブ
- 省略
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回復パーティション
- いわゆるリカバリ領域
- 「メーカー製PCでインストールメディアが他にない」とかでなければ削除してよさそう(トラブル時はWinRE起動ディスクやインストールメディアを準備すればいいだけなので)
まとめ
回復パーティション以外は触らないほうが良さそう
MSRの詳細は結局よくわからない