2
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

LinuxのディレクトリをWindowsフォルダへマウントする

Last updated at Posted at 2022-04-11

1. はじめに

本記事では、LinuxのディレクトリをWndowsフォルダへマウントして共有する手順を公開します。
自宅のラズパイ環境のディレクトリをWindowsPCへ共有させているのですが、たまに設定しようとすると忘れそうになるので、備忘録として残しておきます。

2. 概要

■ 目標
Linux(Ubuntu)の指定のディレクトリをWindowsOSのフォルダへマウントして共有させる。

■ 実行環境

  • Ubuntu
  • Windows10, 11

■ 前提

  • Linux機とWindows機は同じNWセグメントに存在する前提とする

3. Windows側での作業

先にWindows側のフォルダで、他のユーザからの共有を許可させるように設定します。
前提として、フォルダでの設定以前にWindowsPCのOS設定でそもそものファイル共有を有効化する必要があります。
上記手順は下記リンク先の記事にて詳細に記載されていますので、記事を参考に手順を実施して下さい。

  1. 共有を許可するフォルダを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
    image.png

  2. ポップアップが表示されるので、「共有」タブ --> 「詳細な共有」をクリックします。
    image.png

  3. 各項目に従い共有設定を行い、ポップアップ下部「適用」をクリックします。

    • 「このフォルダーを共有する」にチェックを入れる
    • 「共有名」を任意の名前に更新する
    • 「アクセス許可」をクリックし、用途に応じて許可設定を行う
      image.png

4. Linux側での作業

  1. Linuxへssh接続します。

  2. Windowsへマウントする共有ディレクトリを作成します。

    mkdir /mnt/windir
    
  3. mountコマンドを実行します。

    # 基本構文
    mount <マウント先のフォルダパス> <マウント元のディレクトリパス> cifs username=<ユーザ名>,password=<パスワード>,vers=2.1,rw,noperm 0 0
    # 例
    mount //192.168.1.10/document/windir /mnt/windir cifs username=user,password=passwd,vers=2.1,rw,noperm 0 0
    
  4. dfコマンドでディレクトリがマウントされていることを確認します。

    df
    ファイルシス    1K-ブロック    使用    使用可    使用%    マウント位置
    ~~~
    //192.168.1.10/document/windir  244196348  170249932  73946416  70%  /mnt/windir
    ~~~
    

4.1 マウントの常時有効化

mountコマンドでのディレクトリのマウントはOSの再起動がかかると解除されてしまいます。
なので、起動時に自動でマウントを行う設定をします。
/etc/fstab にマウントコードを記載することで、OSの起動時に自動的にマウントを実行するようになります。

vi /etc/fstab
----
proc            /proc           proc    defaults          0       0
PARTUUID=861a68f2-01  /boot           vfat    defaults          0       2
PARTUUID=861a68f2-02  /               ext4    defaults,noatime  0       1
# a swapfile is not a swap partition, no line here
# use dphys-swapfile swap[on|off]  for that
//192.168.1.10/document/windir /mnt/windir cifs username=user,password=passwd,vers=2.1,rw,noperm 0 0
2
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?