はじめに

前回までの記事で、カスタム認証やUI連携、パスワードリセット・メール認証のカスタマイズを紹介しました。
今回は「Laravel 12 + Fortify」の認証済みユーザー情報（Auth情報）をBladeビューやコントローラで取得・活用する基本パターンをまとめます。

1. コントローラでAuth情報を取得する

use Illuminate\Support\Facades\Auth;

$user = Auth::user(); // 認証済みユーザー（Userモデルインスタンス） or null

$userId = Auth::id(); // 認証済みユーザーのID or null

if ($user) {
    $userCode = $user->user_code;
    $email = $user->email;
}

BladeではAuthファサードまたはauth()ヘルパを使うことで、認証ユーザー情報にアクセスできます。

ようこそ、{{ Auth::user()->name }}さん！

または

@auth
    <p>こんにちは、{{ auth()->user()->name }}さん！</p>
@endauth

@guest
    <p>ログインしてください。</p>
@endguest

コントローラやルートでauthミドルウェアを付与していれば、Auth::user()は常に「認証済みユーザー」を返します。

Route::get('/dashboard', function () {
    $user = Auth::user();
    // ...処理
})->middleware('auth');

APIルート（routes/api.php）でFortifyのトークン認証を使っている場合も、auth:sanctumやauth:apiミドルウェアを通せばAuth::user()が利用可能です。

Route::middleware('auth:sanctum')->get('/user', function (Request $request) {
    return $request->user();
});

public function showDashboard()
{
    $user = Auth::user();
    return view('dashboard', compact('user'));
}

Blade内で

<p>あなたのユーザーコード: {{ $user->user_code }}</p>

@if(Auth::check())
    <!-- ログイン時の表示 -->
@else
    <!-- 未ログイン時の表示 -->
@endif