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動的ゾーン表示で表示チャートを切り替える

Last updated at Posted at 2023-01-14

はじめに

確認したいチャートの数が増えてくると、
どうしても1枚のダッシュボード上にすべて配置するのは難しくなってきます。
そんなとき、見たいチャートだけを選択して表示することで、
見やすく分かりやすいダッシュボードを作ることができます。

ダッシュボード上に表示するチャートを制御する方法として、
1.フィルターを使う方法
2.動的ゾーン表示を使う方法
の2つがありますが、
今回は2の動的ゾーン表示を使う方法について解説します。

※フィルターを使う方法については以下の記事が詳しいかと思います。
http://www.dmod-blg.com/dataanalysis/tableau-desktop/dashboard-action/switch-view/

表示するチャートの準備

今回は例として、サンプルスーパーストアのデータを使い、
以下の3つのチャートを準備しました。
こちらのチャートを切り替えて表示していきます。

①カテゴリ・サブカテゴリ別売上
image.png

②カテゴリ別売上推移
image.png

③地域別売上
image.png

パラメーターの作成

表示チャートを選択するためのパラメーターを作成します。
新規にパラメーターを作成し、以下のようにリスト形式でチャート名を入力してください。
※データ型は文字列でも問題ないですが、数値の方が処理が速いため数値を使用しています。
image.png

計算フィールドの作成

作成したパラメーターと各チャートとを紐づけるために、計算フィールドを作成していきます。
以下のように「[パラメーター] = 紐づけたいパラメーターの値」と入力してください。
フィールド名はなんでもOKですが、
どのチャートと紐づいているか分かりやすいように、チャート名などにしておくとよいかと思います。
image.png

他のチャートについても同様に計算フィールドを作成します。
image.png
image.png

ダッシュボードにチャートを配置

ダッシュボードを作成し、チャートを配置していきます。
このとき、初めにレイアウトコンテナーを追加し、その中にチャートを配置するようにしてください。

1. レイアウトコンテナーの追加

ダッシュボードペインのオブジェクトから、水平方向 or 垂直方向を選択しダッシュボードにドラッグ。
今回は垂直方向を使用していますが、どちらでも挙動は変わりません。
image.png

2. チャートの配置

レイアウトコンテナー内にチャートを配置してください。
チャートのサイズなどは調整する必要はありません。
image.png

3. パラメーターの表示

分析 > パラメーター> 作成したパラメーター で、パラメーターを表示してください。
設置場所は任意で大丈夫です。
image.png

動的ゾーン表示の設定

表示を切り替えたいすべてのチャートに対して、以下の操作を実施します。

1. 設定したいチャートを選択

動的ゾーン表示を設定したいチャートをクリック。
image.png

2. 「値を使用して表示状態を制御する」を選択

レイアウトペインの「値を使用して表示状態を制御する」を選択。
image.png

3. 紐づけたい計算フィールドを選択

「なし」と表示されているプルダウンを展開し、
先ほど作成したチャートと紐づけたい計算フィールドを選択。
image.png

凡例にも動的ゾーン表示を設定

動的ゾーン表示の設定は、ダッシュボード上のオブジェクトであればチャート以外のものにも設定可能です。
今回の例であれば、カテゴリの凡例は「カテゴリ別売上推移」でしか使っていないので、
凡例にも動的ゾーン表示を設定します。

image.png

image.png

完成

Animation.gif

まとめ

動的ゾーン表示の機能を使えば、簡単に表示チャートを切り替えることができます。
チャート以外のダッシュボード上のオブジェクトにも設定が可能なので、
チャートへのコメントも併せて表示を切り替えるなしても、活用として面白そうですね。

今回、例として使用したVizは以下で公開しておりますので、
気になる方はダウンロードなどしてご確認いただけたらと思います。
https://public.tableau.com/app/profile/tera7779/viz/_16737003658160/sheet0

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