※2019/4/3 まだプレビュー段階の機能です。
統合サービス環境とは
Logic Apps 向け Azure 統合サービス環境の発表
"統合サービス環境とは、あらゆるエンタープライズ規模の統合ニーズのために完全に分離された、専用の環境です。新しい統合サービス環境を作成すると、Azure Virtual Network に挿入されます。これにより、Logic Apps を VNET 上のサービスとしてデプロイできます。"
つまり専用のLogic Appsが使えるってこと?
作成方法
公式ドキュメント
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統合サービス環境 (ISE) を使用して Azure Logic Apps から Azure Virtual Network に接続する
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統合サービス環境 (ISE) を使用して、Azure Logic Apps から Azure Virtual Network リソースにアクセスする
ISE作成
基本ドキュメント通りでいけます
RBACを設定しなかったらISE作成後、Logic Appsのデプロイに失敗ました。
手順は飛ばさずに実行しましょう。 空のサブネットが4つ必要なのが注意です。
デプロイに2時間かかるとありますが、私が実行したときは7時間くらいかかりました。
Logic Appsの追加
Logic Apps側から追加するとリージョン選択の箇所で選べるとありますが、グレーアウトして選べませんでした。
ISE側のLogic Apps追加ボタンからは追加できました。
ISEラベル付きの専用のコネクタがあり、そちらを使う必要があるようです。
試したかったキュー送信もありました。
"ISE ラベルがあるコネクタは、常にご利用のロジック アプリと同じ ISE で実行されます。 ISE ラベルがないコネクタはグローバルな Logic Apps サービスで実行されます。"
実行される場所が変わってくるようです。
料金
"ご利用の ISE で実行されるロジック アプリ、組み込みアクション、コネクタは、使用量ベースの料金プランではなく、異なる料金プランを使用します。 詳細については、「Logic Apps の価格」をご覧ください。"
とあり、それほど差ないだろうと勝手に思っていましたが、見てみると思った以上に高かったです。
per hour。。
所感
動作させた範囲では快適に動いていました。
しばらくタイマートリガーとして動作させてみたかったですが、気軽に検証できる料金ではなかったので断念しました。
AzureScheduerの後継として勧められており、非常に便利でお手軽なLogic Appsですが、共有のサービスなので稀にActionが数秒遅延することがあり困っていました。統合サービス環境はその問題の解決策となるかもしれません。
ただ料金的にはAzure Schedulerの代わりだけに使うには少々オーバースペックなようです。