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統合サービス環境(ISE) を作ってみる

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※2019/4/3 まだプレビュー段階の機能です。

統合サービス環境とは

Logic Apps 向け Azure 統合サービス環境の発表

"統合サービス環境とは、あらゆるエンタープライズ規模の統合ニーズのために完全に分離された、専用の環境です。新しい統合サービス環境を作成すると、Azure Virtual Network に挿入されます。これにより、Logic Apps を VNET 上のサービスとしてデプロイできます。"

つまり専用のLogic Appsが使えるってこと?

作成方法

公式ドキュメント

ISE作成

基本ドキュメント通りでいけます
RBACを設定しなかったらISE作成後、Logic Appsのデプロイに失敗ました。 
手順は飛ばさずに実行しましょう。 空のサブネットが4つ必要なのが注意です。
デプロイに2時間かかるとありますが、私が実行したときは7時間くらいかかりました。

Logic Appsの追加

Logic Apps側から追加するとリージョン選択の箇所で選べるとありますが、グレーアウトして選べませんでした。
ISE側のLogic Apps追加ボタンからは追加できました。

2019-04-01_00h32_11.png

ISEラベル付きの専用のコネクタがあり、そちらを使う必要があるようです。
試したかったキュー送信もありました。

2019-04-01_07h48_35.png

2019-04-01_07h49_04.png

"ISE ラベルがあるコネクタは、常にご利用のロジック アプリと同じ ISE で実行されます。 ISE ラベルがないコネクタはグローバルな Logic Apps サービスで実行されます。"

実行される場所が変わってくるようです。

料金

"ご利用の ISE で実行されるロジック アプリ、組み込みアクション、コネクタは、使用量ベースの料金プランではなく、異なる料金プランを使用します。 詳細については、「Logic Apps の価格」をご覧ください。"

とあり、それほど差ないだろうと勝手に思っていましたが、見てみると思った以上に高かったです。

2019-04-01_08h04_43.png

per hour。。

所感

動作させた範囲では快適に動いていました。
しばらくタイマートリガーとして動作させてみたかったですが、気軽に検証できる料金ではなかったので断念しました。
AzureScheduerの後継として勧められており、非常に便利でお手軽なLogic Appsですが、共有のサービスなので稀にActionが数秒遅延することがあり困っていました。統合サービス環境はその問題の解決策となるかもしれません。
ただ料金的にはAzure Schedulerの代わりだけに使うには少々オーバースペックなようです。

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