キーボード
MacのJISキーボードはaの左はctrlなのでCaps Lockと入れ替えます。コンソール
では、rc.confに書くだけです。
keymap="jp.capsctrl"
追記: jp.106xと書いていたのですが、capsctrlと書けと警告でました。
pkg
FreeBSDのパッケージ管理は10.0-RELEASEからpkgです。
su
ルート権限が必要なのですが、suでスーパーユーザになれないときは、wheelグループに一般ユーザを追加します。viで編集してしまいましたが、pw(8)が用意されています。
sudo
FreeBSDはMacやLinuxとは異なり、標準でsudoは入っていませんので、pkgでsudoをインストールして/etc/sudoersをvisudoで編集します。
# pkg install sudo
# visudo
wheelグループのユーザがsudo権限を持つように設定しました。
%wheel ALL=(ALL) ALL
ウィンドウマネージャ
Intel統合グラフィクス
グラフィックカードは搭載しなかったので、CPU内蔵のものを使うことになります。
Wikiによると、残念ながらSkylakeには対応していないようです。ASUS VX24AHを使っていますが、コンソールではWQHD (2560 x 1440)で表示されています。
SCFB
対応していない場合用のSCFBだと粗い解像度になりました。戻す場合はi915カーネルをロードします。
# kldload i915
# kldload i915kms
Window Maker
Cinnamonを試してみましたが、落ちてしまいました。cinnamon-session-cinammon2dで起動しても良かったのですが、macOSの先祖NextSTEPを模したWindow Makerを試すことにしました。
Window Makerはデスクトップ環境ではなく、ウィンドウマネージャです。GNUStepとの関係に書いてありますが、Window MakerでもGNOMEやQtベースのアプリケーションは動きます。Firefox, LibreOffice, Shotwell, Leafpadを入れました。
$ sudo pkg install firefox
$ sudo pkg install ja-libreoffice
...
日本語フォントもいろいろと用意されていてja-libreofficeと一緒にインストールされますが、IPAexフォント(ja-font-ipaex)を入れました。
なお、cinammonを削除したあと、不要なパッケージはautoremoveで一括削除しました。
$ sudo pkg delete cinammon
$ sudo pkg autoremove
日本語入力
日本語入力はibus + mozcに落ち着きました。私にとっては、かな入力が快適にできることが必須。fcitxは起動時にエラーが出るなど上手に設定できませんでした。uimはmozcで設定したかな入力がアプリケーションを起動するとローマ字入力に戻ってしまい断念しました。ibusの起動はSuper + Spaceです。設定で如何様にもなるのですが、既定がMacと同じなのには好感を持ちました。
export LANG=ja_JP.UTF-8
export GTK_IM_MODULE=ibus
export QT_IM_MODULE=xim
export XMODIFIERS=@im=ibus
/usr/local/bin/mozc start
ibus-daemon -r --daemonize --xim
exec wmaker
Caps LockをCtrlにしてCaps Lockは無効にします。入れ替える場合はctrl:swapcapsにします。Command + Spaceをさらに快適にするため、Alt (Option)とCmdを入れ替えます。複数のOptionはコンマで区切ります。xkeyboard-config (7)にキーボードの種類や様々なOptionが示されています。
ついでにスクロールを逆向きにしておきます。
Section "InputClass"
Identifier "keyboard defaults"
MatchIsKeyboard "on"
Option "XkbModel" "jp106"
Option "XkbLayout" "jp"
Option "XkbOptions" "ctrl:nocaps,altwin:swap_lalt_lwin"
EndSection
Section "InputClass"
Identifier "natural scrolling"
MatchIsPointer "on"
Option "ZAxisMapping" "5 4"
EndSection
Window Makerはウィンドウマネージャなのでウィンドウやデスクトップに関する設定はありますが、日本語入力の設定のようなものはありません。mozcの設定ダイアログは
$ mozc_tool config_dialog
で起動します。無変換、変換キーでIMEのオフ、オンをするようにしました。ibusの設定はibus-setupです。