Gopher塾をきっかけ
2022年の10月よりGopher塾という有料の講義を始めました。参加頂いた方は、ありがとうございました!
『チャンスは待たずに自分で作る ─ ソフトウェアエンジニアが「好きな技術」で生きていくための技術とは』という記事にも書いた通り、有料にした理由は家族との時間を減らして行う個人活動の時間に一定の意味をもたせることです。
有料で行うからには、参加者が参加して良かったと思えるものにしなければいけません。#1はテストに関して、#2はGoらしいコードの書き方について扱っています(#2は開催予定)。
単なる使い方だけではなく、10年以上Goコミュニティで学んだ知識や開発経験、技術顧問などで複数社の設計・実装を見た経験を基に講義を構成しています。
また、私は内部構造を調べるのが好きなので、たとえばgo testの仕組みやカバレッジを取る仕組みについて解説したり、仕組みを追いかける方法も紹介しています。
質問についても1ヶ月間はできるだけ回答するように心がけています。参加者はSlackで自由に質問やレビューを依頼できるようにしています。
Gopher塾を開催してみて
#1の参加者は合計84人(内有料枠は54人)でした。アンケートで記入頂いた満足度は5段階評価で、4.74(回答数:35)でした。概ね評価頂いているようでした。
参加者の人数を見ていると、休日での開催が需要がありそうです。#2は平日に分割して参加可能にしてみましたが、有料枠は少なめで学生枠の方が人気になっています。
内容は、初学者向けよりも濃い目やリアルワールドで困っている内容の方が好まれそうでした。仕事や今後のOSS活動に活きるような知見が求められているようでした。
技術書典やZennの本などにも言えますが、ソフトウェアエンジニアの活動が無償の活動だけではなく、適切な対価を得られて、モチベーションに繋がり、継続的な活動に定着すると良いなと思っています。
価格設定はとても難しいです。私も、とある方からアドバイスを頂き、エイヤで決めました。適切かどうかは、開催していく中で、参加者のみなさまからのフィードバックをもとに考えていきたいです。
今後の予定
この活動だけで生計を立てているわけではないので、今後どうしていくかは未定です。所属企業(2022年12月からナレッジワークに転職しました)や家族と相談のうえ、開催していきたいと思います。
今後、開催する回は、友人に動画編集を行っている方がいるので、その方に編集をお願い(もちろん有料で)して、Udemyなどでアーカイブ動画を公開することもあるかもしれません。