Web 開発再入門 #23 ― Windows サービス化
はじめに
ビルドして作成した “fmockup-0.0.1.jar” を Windows サービス化します。
Windows サービスとは、Windows の OS のバッグラウンドで実行するプログラムです。
OS:Operating System
ファイル・ディレクトリ構成
D:\
├ Developments\
│ └ Workspace\
│ └ fmockup\
│ └ build\
│ └ libs\
│ └ fmockup-0.0.1.jar ← コレ
└ Systems\
└ fmockup\
├ jdk-nn.nn.n\
├ lib\
│ └ fmockup-0.0.1.jar ← コレ
├ log\
├ sql\
└ WinSW.NET-nnn\ ← ココ
├ WinSW.NET461.exe
└ WinSW.NET461.xml ← コレ
ファイルの文字コード、改行コード
多分、UTF-8、Windows 改行(CR LF)が無難と思います。
ビルド、デプロイ
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Eclipse の [パッケージエクスプローラー] で [fmockup [boot] [devtools]] - [cn.com.xxxx.fmockup] を選択して右クリックし、[実行(R)] - [実行 の構成(N)...] で [実行構成] を開く。
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[Gradle タスク] を設定する。
[名前(N)] テキストボックス:fmockup - build.jar
[Gradle タスク] テキストボックス:build
[作業ディレクトリー] テキストボックス:${workspace_loc:/fmockup} -
[実行(R)] ボタンを押下し、ビルドする。
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エクスプローラーで、フォルダー “D:\Developments\Workspace\fmockup\build\libs” 配下のファイル “fmockup-0.0.1.jar” をフォルダー “D:\Systems\fmockup\lib” 配下にコピーする。
Windows サービスの登録、起動
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テキスト・エディターで、ファイル “WinSW.NET461.xml” を作成する。
WinSW.NET461.xml<service> <id>springboot.fmockup</id> <name>System - fmockup</name> <description>Service for fmockup.</description> <logpath>D:\Systems\fmockup\log</logpath> <executable>D:\Systems\fmockup\jdk-17.0.2\bin\java</executable> <workingdirectory>D:\Systems\fmockup\lib</workingdirectory> <arguments>-Xmx256m -classpath "D:\Systems\fmockup\jdk-17.0.2" -Dserver.port=8081 -Dproperty.home-directory-path="D:\Systems\fmockup" -jar "D:\Systems\fmockup\lib\fmockup-0.0.1.jar"</arguments> <logmode>rotate</logmode> </service>
JDK、ポート番号、ホームパス、.jar ファイルを指定しています。
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コマンド・プロンプトで、Windows サービスを登録する。
コマンド・プロンプトC:\Users\xxxx> D: D:\> cd D:\Systems\fmockup\WinSW.NET461 D:\> cd D:\Systems\fmockup\WinSW.NET461> WinSW.NET461.exe install D:\> cd D:\Systems\fmockup\WinSW.NET461> exit
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スタートメニュー隣の検索で “サービス” を検索してサービスを起動し、サービス名一覧から “System - fmockup” を選択し、“サービスの開始” をクリックする。
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ブラウザーで “http://localhost:8081/pages/login.html” をアクセスする。