0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

TypeScriptのtsconfig.json設定まとめ

Posted at

コンパイル

.tsファイルを.jsファイルへコンパイルする場合はtscコマンドを使用する。

tsc index.ts create.ts

複数ファイルのコンパイルは上記の方法でも可能だが、下記コマンドでtsconfig.jsonを作成することでよりシンプルなコマンドでコンパイルできる。

$ tsc --init

Created a new tsconfig.json with:                                                                                       
                                                                                                                     TS 
  target: es2016
  module: commonjs
  strict: true
  esModuleInterop: true
  skipLibCheck: true
  forceConsistentCasingInFileNames: true


You can learn more at https://aka.ms/tsconfig.json

これで下記コマンドだけで複数ファイルをコンパイルできる。
* -wはウォッチモード

tsc -w

tsconfig.json

tsconfig.json
"exclude": [
    "compiler.ts",
    "*.spec.ts",

    // どのフォルダにあるcompiler.tsもコンパイルしない
    "**/compiler.ts",

    // デフォルトでTypescriptはnode_modulesをコンパイルしないが、
    // excludeを一つでも定義するとコンパイルされてしまうためこの設定が必要
    "node_modules"
  ]

includeはコンパイルするファイルを指定することができる。
fileはワイルドカードが指定できない。相対パスか絶対パスのみ。

target

ES6など、どのバージョンでコンパイルするか指定できる

lib

ES6やDOMなど、TypeScriptが用意している型定義を追加することができる。

let hello = "hello";
console.log(hello.toUpperCase());

toUpperCase()はlibファイルの中で定義されている。
TypeScriptがコンパイルすることによってこのメソッドが使える。
libをコメントアウトした場合、targetに指定したバージョンに必要なlibが自動でコンパイルされる。

"target": "es6",
"lib": [],  

上のようにlibに何も指定しない場合、Typescript上で「toUpperCase()が使えない」「consoleは定義されていない」といったエラーが発生してしまう。

sourceMap

trueにした場合、mapファイルを生成することができる。
mapファイルがあると検証ツールを使用してブラウザ上でTypeScriptが確認できる。

outDir

ファイルの出力先を指定

rootDir

ルートディレクトリを指定

removeComments

コメントをjsファイルへ出力しない

noEmit

jsファイルを出力しない。作成したtsファイルに誤りがないか、エラーのみを出力する。
問題なければ何も出力されない。

noEmitOnError

エラーが発生した場合はtsファイルを出力しない

strictNullChecks

string型(numberなど他の型も同じ)にnull、undefinedは定義できないように設定できる。
union型だと定義できる。

// NG
let string: string = null;
// OK
let string3: string | null = null;
0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?