0. 挨拶と導入
皆さんこんにちは、temriです。
株式会社 Panta RheiにてGoogle Cloudを用いたデータ基盤構築を担っています。
いきなりですが、キーボードの右の方にあるHOMEキー・ENDキー・PageUPキー・PageDownキーは利用していますでしょうか?
結構便利なキーなので、使っていない人は使ってみてほしいのですが、タイピング初期位置から地味に遠いことが難点です。
キーが遠いといえば、矢印キーも遠いですよね。
ということで今回は、自作のショートカットキーを活用することで、業務効率をUPさせようという内容です。
この頃、記事の内容がネガティブなものだったので、たまにはポジティブな記事を書くことにしました。
皆さんもタイピングの初期位置を崩さずに、便利なキーを使いこなしていきましょう♪
私がWindowsユーザーであることから、本記事はWindowsユーザーをターゲットとした内容になっています。
Macユーザーがショートカットを自作する方法はあるみたいなので、気になる人は調べてみてください。
1. temriのショートカットは?
私が作成したショートカットは、とりあえずこれらです。
- 4つの矢印キー
- Home, End, PgUp, PgDn
これらをタイピングの初期位置から手を動かさずに入力するのでかなり快適になりました。
更に、私はInsertキーは無視するようにしています。
Deleteキーを押すときに間違えてInsertキーを押すことがあるためです。
(Insertキーを重宝している人がいらっしゃったら申し訳ないです......)
自作ショートカットキーで使用したキーの組み合わせにダブりがないようにしましょう。
(例)
「Control+C ⇒ 上矢印」というような自作ショートカットはおすすめしません。もともとのコピー機能を打ち消してしまいます。
変換+I ⇒ 上矢印
変換+K ⇒ 下矢印
変換+L ⇒ 右矢印
変換+J ⇒ 左矢印
変換+U ⇒ Home
変換+O ⇒ End
変換+F ⇒ PageUP
変換+U ⇒ PageDown
自作キーまとめ
私は変換キーを使わないため、このように自作していますが、変換キーを重宝する方は他のキーを割り当ててもいいと思います。
ご自身が使いやすいということが第一です。
2. どうやって自作ショートカットキーを作るの?
私はAutoHotkeyというアプリケーションを利用しています。
2.1. ダウンロード
下のリンクからダウンロードしましょう。
バージョンが2つありますがv1.1のほうは推奨されていないため、今回はv2.0をダウンロードします。
2.2. インストール
ダウンロードしたファイルをクリックし、インストールをしましょう。設定はデフォルトにします。
2.3. ahkファイルを作成
txtファイルを元に、ショートカットの設定ファイル(.ahk)を作成し、適当な場所においておきます。
私は次の内容の設定ファイルを作っています。
#Requires AutoHotkey v2.0+
;「変換+文字キー」が押されたら矢印キーが押されたことにする
sc079 & j::Send("{Blind}{Left}")
sc079 & k::Send("{Blind}{Down}")
sc079 & i::Send("{Blind}{Up}")
sc079 & l::Send("{Blind}{Right}")
;「変換+文字キー」でHome, End, PgUp, PgDnが押されたことにする
sc079 & u::Send("{Blind}{Home}")
sc079 & o::Send("{Blind}{End}")
sc079 & d::Send("{Blind}{PgUp}")
sc079 & f::Send("{Blind}{PgDn}")
; Insertキーは無視する
Insert::Return
2.4. ahkファイルのショートカットstartupディレクトリに保存
2.3まで実行し、設定ファイルを実行(ダブルクリック)すれば自作ショートカットが使えます。
ただ、どうせならパソコン起動時に自動的に実行されるようにしたいですね。
その場合は、作成した設定ファイル(.ahk)を右クリックし、ショートカットを作成しましょう。
その後、Windowsキー+Rで表示されるウィンドウに、shell:startup
と入力します。
スタートアップフォルダが表示されるので、そこにショートカットを貼り付けましょう。
あとは、念の為再起動すれば、自作ショートカットが使用可能になります。
最後に
弊社はGoogle Cloud for StartupsのAIスタートアップに認定されているAI企業です。
有り余る技術力により、世のAI活用課題を解決致します。
お困りごとがございましたら、ぜひ株式会社 Panta Rheiにご相談ください!