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App StoreにDSAのトレーダーとして連絡先情報を提供する前に読んでほしい

Last updated at Posted at 2024-03-22

2024年3月21日にAppleより App Store Connectでのトレーダーステータスの提供要件 という案内がありました。

要約すると、EUのデジタルサービス法(DSA)に準拠するため、

  • DSAのトレーダーに該当するか確認せよ
  • トレーダーに該当する場合はその連絡先情報を表示する必要があるから提供せよ

ということのようです。

おそらくApp StoreからEU向けにアプリを配信している場合はトレーダーに該当することとなり、トレーダーとして連絡先情報をAppleに提供しなければなりません。

連絡先情報の提供

まず、このようなフォームを入力する必要があります。住所等の基本的な情報はすでにApp Store Connectに登録済みのものが反映されており、追加で必要なのは連絡先の電話番号とメールアドレスです。

Qiita_1.png

これを入力して終わりかと思いきや、これらの情報が正しいことを証明する必要があります

メールアドレスの確認

登録したメールアドレスにメールが届くため、そこに記載された Verification Code を入力します。

Qiita_2.png

電話番号の確認

次は電話番号にSMSのメッセージで Verification Code が届きますので、それを入力します。

Qiita_3.png

SMSの受信はできないケースにおいては Didn't get a verification code? のテキストボタンをクリックし、Call Me を選択することで、電話呼び出しにて Verification Code を受け取ることができます。

Qiita_4.png

※ 電話呼び出しへの対応も難しい場合は、確認用書類のアップロードを行うオプションもあるようですが、試していません。

(2024/5/2 追記) コメントにて確認書類の提出事例について情報をご提供いただきましたので追記します。 @imk2o さん、ありがとうございました!

  • 電話番号確認の後、結局確認書類の提出も求められた
  • (確認書類は)画面中の指示では「組織名を確認できるビジネス文書または裁判所文書...」とかなり曖昧だった
  • 「履歴事項全部証明書」を提出して対応完了

難しいポイント

本件に業務での対応となる場合、所属会社の代表となる電話番号やメールアドレスを入力することになると思います。

つまり、事前にそれらの電話番号やメールアドレスの対応ができる人・部門と連携して進める必要があります

組織構造によってはこれがちょっと大変だったりする場合もあるかと思いますので、この記事を書きました。対応のお役に立てると幸いです。

なお、弊社の場合ですと代表電話番号が自動応答のシステムを利用していたため、総務部門と連携して一時的にそれを無効にして対応しました。

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