Windows10 で bash が動く!と話題になりましたね。
自宅の Windows にも Build 14352 のアップデートが掛かったので導入してみました。
概要については Windows Subsystem for Linux Overview の記事の画像がわかりやすいです。
で、fork は速いのか遅いのか
互換性やエコシステムの充実度も大事なのですが、個人的な使い勝手としては一番ここが大きいかなと。
bash で for i in {1..10000}; do date; done | uniq -c
を実行。
出力の1行目と最終行は除外し、秒間に何回 date
を呼び出せるかをざっくり計測してみました。
Platform \ Value | mean | median | max | min |
---|---|---|---|---|
Windows Subsystem for Linux | 38.35 | 37 | 46 | 35 |
Cygwin | 94.65 | 95 | 104 | 93 |
MSYS2 | 94.95 | 95 | 98 | 92 |
Windows Subsystem for Linux 遅いですね。
あくまでプレビューなので常用を考えること自体がおかしな話ではありますが、しばらくは Cygwin/MSYS2 のお世話になりそうです。
計測環境
- CPU: Intel Core i5-3450 3.10 GHz
- Windows 10 Home Insider Preview (Build 14352.rs1_release.160522-1930)
計測条件
- Windows Defender の real-time protection をオフ
- Windows Search サービスを停止
下記をデフォルトインストール後に計測。
- Windows Subsystem for Linux (beta)
- Cygwin (2.5.1, x86_64)
- MSYS2 (20160205, x86_64)