はじめに
最近、ネットショッピングの利用が増え、自宅の宅配ボックスを活用する機会が多くなりました。しかし、いつ荷物が届いたのかをリアルタイムで知るために、何か工夫ができないかと考えました。そこで、宅配ボックスに荷物が入ったかどうかを検知し、LINEに通知するセンサーを自作して実運用してみました。本記事では、その作成過程や実運用での工夫について紹介します。
使用した部品
- Atom S3 Lite
Wi-Fi搭載のマイコンで、小型かつ低消費電力。 - HC-ST04 超音波センサー
安価で距離を測定するために使用。これを使って、宅配ボックス内に物があるかどうかを検知します。 - ケーブルグランド
- タカチの防水ボックス
回路
以下に、センサーの接続方法を示す概略の回路図を載せます。
HC-SR04を接続してレベル変換しただけです。
電源は偶然にも門扉に設置していた電灯から12Vが取得出来たため、それを利用しています。
ソフトウェア
ソースコードはGitHubで公開しています。詳しいコードについては、こちらを参照してください。
実際の設置
設置の際には、防水対策や見た目をすっきりさせるためのケーブルの引き回しが特に大変でした。以下の写真は、実際の設置時の様子です。
宅配ボックス内部
超音波センサーを宅配ボックスの天井に設置しています。荷物が入ると距離が変化し、それを検知します。
防水対策とケーブル処理
屋外で使用するため、防水ボックスにマイコンや電源を収納しました。ケーブルの配線も外部から見えにくくなるように工夫しています。
まとめ
このプロジェクトでは、宅配ボックスに荷物が入ったことをリアルタイムでLINEに通知するシステムを作成し、実際に運用しています。設置時には防水や見た目を重視した配線処理に苦労しましたが、便利なシステムが完成しました。興味がある方は、ぜひ試してみてください。