はじめに
これまで、数々のyoutubeプレーヤーを作成してきました。その中で、再生リストの作成をどうするかが問題でした。確かにyoutube APIサービスを使うこともできますが、無料で使うためには、一日あたりの検索回数に制限がありました。約50回検索を行うと当日分のクォンタム量を使い果たしてしまいます。これでは、使い勝手が悪く、回数に制限のない方法を考えました。それは、youtubeサーチを利用する方法です。プラグインをつくれば、その検索結果を取得することができます。しかし、難点を言えば、検索件数を増やすには、検索ページをスクロールして行かねば多くは取得できません。自動スクロールで取得できますが、時間がかかります。100件程度のリストだとそれなりの時間はかかります。
しばらくは、この方法で再生リストを作成していました。ところが、ある時にアメバのyoutube検索が結構使いやすいことに気づきました。
これだと約50件のリストが簡単に取得できます。そこで、今回、既存のyoutubeプレーヤーを改修して、このアメバの機能を取り込みました。
以下にその詳細について記述します。
アメバのyoutube検索について
アメバのyoutube検索機能を外部のWebサイトで利用するためのプラグインを作成しました。「AmebaYouTubeListプラグインv1.0」ですが、これはまだ、公開はしていません。そのため、利用者の方が使用するには、ダウンロードする必要があります。以下にそのダウンロードボタンを用意いたします。
AmebaYouTubeListプラグインv1.0 ダウンロード
このプラグインをchromeブラウザーの拡張機能でインストールするとアメバyoutube検索機能を利用することができます。
そこで、作成したyoutube再生リストは独自形式です。そのため、専用のwebyoutubeプレーヤーが必要になりますが、そのプレーヤーが以下のサイトです。
https://autoplay.tecoyan.net/index.php
このWebサイトを開くと、右上に、ボタン表示/ボタン消去ボタンが表示されています。表示と消去のトグルボタンです。
ボタン消去の時、左側に「マイリスト再生」ボタンがありますがこのボタンで、選択したクェリーファイル(.txt)でアメバのyoutube検索が実行します。
検索からリストの作成、再生まで自動で動作します。
動作要件
このAmebaYouTubeListプラグインv1.0を使用して、自動検索、再生を行うには、いくつかの動作要件があります。
(1)Windows10 PC
(2)アメバのアカウント
(3)Chromeブラウザー
Webプレーヤーサイト(https://autoplay.tecoyan.net/index.php)
(4)AmebaYouTubeListプラグインv1.0
解説動画
実際に動作している画面を動画にしていますので、以下に、そのリンクを示します。ナレーションはありません。
録画は、「画面録画ソフトBandicam」で作成したものです。
現在、制作中です。
動作タブについて
アメバyoutube検索プラグインで自動検索、再生するためには、2つのタブが連携して動作します。最初は、Webプレーヤータブを開いて、そこで、クェリーファイルを選択します。選択すると、自動でアメバの「ブログを書く」タブが開き、そこで、自動的に検索、リスト作成、前のタブに戻り、再生をスタートします。
これらの一連の処理はプラグイン側で行っています。
ひとつ、特徴的なことは、検索したリストをWebプレーヤーページのリスト要素に表示していることです。これはプラグインのbackground.jsからWebプレーヤーページのcontent.jsへリストを送っていますが、content.jsでは、そのリストをリスト要素に表示しています。
このタイミングで、リストの先頭の動画を再生しますが、この仕掛けは、事前に監視(observer機能)をリストに設定しているため、リストが要素に設定されたタイミングで監視が動作し、そこで、再生しています。
特長
この「アメバyoutube検索プラグイン」の特徴は、検索からリスト作成、再生まで、ほとんど自動で行えることです。手動で行うところは、はじめのクェリーファイルを選択するところだけです。
あとがき
今回作成した、「アメバyoutube検索プラグイン」ですが、これは、Webプレーヤーとは別の外部サイト(アメバ)の機能を利用させていただいています。もちろん、youtubeサーチサイトのyoutube検索機能を利用することもできますが、検索数を増やすには、スクロールをして行かなければならないということがあります。アメバであれば、50件のリストがすぐに取得できます。この差があるので、アメバを利用しています。youtube APIは、利用回数に制限があるため、利用していません。