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情報処理技術者試験のアンチパターン

Last updated at Posted at 2025-04-30

はじめに

前置き

情報処理技術者試験を受験する際にやってはいけない事項(アンチパターン)をまとめます。
中高生の受験で気を付けるべき内容と重複している事項も多いです。
皆様の受験に役立ててください。

情報処理技術者試験の資格について

情報処理技術者試験の資格(IPA資格)を持っていても技術ができる証明にはなりませんが、IPA資格を持っていないと技術ができない証明になってしまいます。

学習計画

試験当日まで勉強しない

「試験当日までに行う学習についての計画を立てること」が大切です。
学習計画を立てないままで受験すると、試験当時までに学習が間に合わない場合が多いです。

十分に学習時間を掛けない

受験未経験者の学習時間が短いと十分な知識と能力は身につかないです。
例えば、計算問題は短期の学習で能力を身に着けることができないです。
計画段階で十分な学習時間を確保することが大切です。

学習方法

出題範囲を理解しない

IPAからはシラバスが公開されていますので、事前に受験する試験の出題範囲を把握することが大切です。

参考書を読まない

市販されている参考書の内容は最低限の知識という意味で身につけましょう。
ただし、後述のとおりに参考書に書かれている内容が出題範囲の全てではないです。

参考書以外の範囲を考慮しない

参考書はあくまで出題範囲を最低限で記載した内容です。
いろいろな情報にあたり、幅広く学習することが大切です。

そもそも出題範囲の単語を覚えてこない

受験までに出題されると公表されている単語を理解していないと、試験で回答することは難しいです。

その単語だけしか覚えない

単語も大事ですが、単語だけ覚えても十分な回答はできないです。
応用問題が出題される想定で、単語の意味も十分に理解しましょう。

計算の仕方を理解しない

以下は初出題されると想定して十分な学習をする方がお薦めです。

  • パリティ計算
  • 故障率
  • 待ち行列
  • メモリヒット率からの処理時間
  • PERT
  • アーンドバリュー分析(PV-EV-AC計算)

初出題(新問)を考慮しない

同じ過去問が繰り返し出題されていますが、次回も過去問が出題されるとは限らないです。
類似の問題が初出題される想定としましょう。

高度試験からの出題を考慮しない

基本情報処理試験も、応用情報処理試験も、高度試験からの使いまわしが出題される可能性がありまます。
上位の高度試験が出題される想定で学習しましょう。

ITパスポート試験からの出題を考慮しない

ITパスポートのように下位試験からも出題される場合もあります。
下位試験の問題も十分に理解しないとその問題も間違える場合があります。

試験申し込み

試験の申し込みを忘れる

春期試験は1月中旬、秋期試験は7月中旬から申し込みが開始されます。
申し込みを忘れないようにしましょう。

登録時に誕生日と住所を間違える

試験申し込み時には、誕生日と受験票を送付する住所の登録があります。
誕生日と住所を正確に入力しましょう。
特に、登録した誕生日はその後の試験で本人確認に利用されます。誕生日を間違えて登録した場合には、間違えた誕生日の日付で試験当日はマークする必要があります。

申し込みの専用サイトで申し込みに手間取る

申し込みサイトのパスワード要件が厳しいので、忘れますよくパスワードを忘れます。
パスワード忘れに注意にしましょう。

試験前日

受験しない

急な要件が入ってしまって試験を受験できない場合も想定されるために、事前に試験当日に別の要件が入らないように調整しましょう。
また、事前に計画した学習をしないと、試験前日に受験したくなくなる気持ちになります。

受験票をなくす

受験票は早めに郵送されるので、無くさないようにしましょう。

写真を忘れる

滅多に証明写真を撮影する機会がないので、早めに写真を撮影して、受験票に添付しましょう。

時計を忘れる

会場に時計がない場合も予想されます。腕時計を早めに準備しましょう。
また、時間も秒単位でキッチリ合わせていきましょう。

筆記用具に拘らない

書きにくい筆記用具は時間のロスになります。自分の手にあった筆記用具を選びましょう。

ハンカチを忘れる

トイレで手を拭くものを用意しましょう。

前日に十分な睡眠時間を取らない

試験当日に眠くなると時間のロスです。事前に睡眠時間を取りましょう。

試験会場までの移動、試験着席前

「事前説明」があることを忘れる

受験票の時刻は試験開始時間です。しかしながら「事前説明」があるために、着席は記載の時刻の「20分前」となります。
それまでに着席しましょう。

道を間違える

受験会場は初めて行く場所が多いです。道を間違えないようにしましょう。

行くまでの時間が足りなくて遅刻する

「電車の乗り継ぎの待ち時間」と「徒歩時間」があります。
移動時間に注意しましょう。

電車遅延が起きることも考える

今まで経験はないですが、電車遅延が発生する可能性があります。
その点を考慮しましょう。

会場の教室を間違える、席を間違える

会場についた後も、受験会場の教室の場所がわかりにくいです。
会場の教室を間違えないようにしましょう。

答案用紙

名前を書き忘れる

IPA試験は試験時間中に名前を記載します。(例えばTOEICは試験に前に名前を記載します)
名前の書く時間も確保して名前の書き間違えに注意しましょう。

マークシートを塗り間違える

受験番号のマークシートを塗り間違えた場合の答案の扱いは不明です。
マークシートの塗り間違えに注意しましょう。

午後で選択問題に丸を付けない

午後の選択問題で丸を付けないと採点されません(採点されない箇所は0点扱いとなり、不合格が確定します)
最初に選択問題に丸をつけましょう。

記述試験

適切な大問を選択できない

難しい大問を選択すると、それで得点を大きく落とすことになります。
不合格の原因はおおよそこの点にあります。
瞬時に簡単な問題が選択できるようにしましょう。

文字数が足りなくなる

「30文字以内」「40文字以内」の条件で、意外と文字数オーバーが多いです。
記述式の回答で文字数を超えないようにしましょう。

休憩中

ランチ(昼ごはん)を食べすぎる

ランチを食べすぎると眠くなります。ランチはサイドイッチ2つ程度で軽く済ませましょう。

トイレを考慮しない

受験中にトイレに行きたくなったら、それで十分な能力は発揮できないです。
前日の食事から気を付けていきましょう。
特に試験当日にコーヒーを飲むとトイレ行きたくなる場合は多いので、試験当日のコーヒーは避けましょう。

試験終了

試験中に寝てしまう

試験中に眠くなりそのまま寝ると合格は難しいです。

早々と途中退出する

十分な回答ができずに退出すると、合格は難しいです。

午前で諦めて帰宅する

午後回答しないと不合格です。

最後に

受験後に試験ができなかったことを後悔する

受験した後で後悔しないためにも、今日からできることを考えることが大切です。
「10日で合格できた」という合格体験記もありますが、それを読んでもあまり意味がないです。
「自分の場合は合格までに時間が掛かる」と考えて、次回の受験までに十分な時間を確保して学習しましょう。

十分に学習しても不合格になる

インターネットでも十分に学習したのに不合格だったという文章を何度か見かけました。
学習時間に比べて合格の難しい試験です。

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