私が開発した関数電卓と他社製品との違い
はじめに
昨日、私が開発したWindows向け関数電卓ソフトの記事を投稿したモノになります。
本日は他社製品との違いを紹介させていただきます。
プライバシーポリシー等によって、どこの何と比較しているかは伏せさせていただきますので、そこだけご了承いただければと思います。
表計算ソフトとの比較
まずはビジネスや研究などでよく利用されている、表計算ソフトとの違いを紹介させていただきます。
某表計算ソフトは、数値を扱うための多機能で柔軟なツールです。基本的にはセルに数式を入力し、他セルの値を使用して複雑な計算を自動で行うことができますが、数式を理解するのに一定の知識が必要です。また、複雑な数学的な計算においては、式の見やすさや計算結果の解釈に困難が生じることもあります。
一方、私が開発した関数電卓は、直感的なインターフェースを提供しており、特に数式の入力においては、より数学的な表記に近い形式で計算を行うことができます。例えば、平方根や指数関数など、数学的な演算を簡単に入力することができ、計算結果もそのまま見やすく表示されます。
例えば、某表計算ソフトで根号(ルート)の計算を行う場合は以下のように関数を書きます。
ex) =sqrt(9)
これで正の解である3が返されます。
これを私が開発した関数電卓で計算する場合、以下のように関数を書きます。
根号の計算は数学的に書くと根号の中に9と書くため、直感的に式を入力することが出来ます。
某表計算ソフトの数式は非常に柔軟で強力ですが、長い式や複雑な式では、他のユーザーと共有した際に理解しにくくなることがあります。私が開発した関数電卓では、こういった式の入力や結果が直感的にわかりやすく表示されるため、誰でも簡単に使えるというメリットがあります。
また、某表計算ソフトでは根号の中に負の値を入れて計算を行うと「#NUM!」を返します。
通常、根号の中に負の値を入れて計算を行うことは多くないと思いますが、工学の世界では頻繁に出てくるものになります。
私が開発した関数電卓で計算を行うと以下のような解が得られます。
数学的には√[-81]=9iとなりますが、実部に非常に小さな実部の値が計算結果に含まれています。
これはプログラム言語による誤差(浮動小数点で計算を行うため)になります。プログラム内部では内部的に極形式やオイラーの公式で計算を行うため、私の関数電卓では、複雑な計算を行う際に、ごくわずかな計算誤差を生じることがあります。これは、数値をコンピュータで処理する際に、計算結果が非常に小さな数値に近づくことが原因です。こうした微小な誤差は、通常の使用にはほとんど影響を与えませんが、技術的には避けられない現象です。
こういった微小な誤差を丸めることは可能ですが、非常に小さいオーダーの計算を行う場合に0となってしまうことから、丸めを行っていません。
また、某表計算ソフトで関数を記述する場合、新たに関数を覚える必要がありますが、私の関数電卓では、数学の式に即した形で入力ができるため、特別な学習や新しい関数を覚える負担が少ないと考えています。
以上の記事から、私が開発した関数電卓ソフトに興味を持っていただけた方は以下のリンクにて販売をしていますので、是非ご確認いただければと思います。