外注として受けてる仕事(ソフト開発ではない)の1つに、
・すごい単純作業 or 人力検索が多い
・こういうやり方に変えた方がいいのでは、と提案しても無理
→アカウント同じの使えばいいのに分けてて情報共有に手間かかってるとか
・対象となるシステムがしょぼいけど手が出せない
という仕事があった。
まあまあ割のいい仕事で手放したくなかったけど、あまりに人力要素が多くて嫌いになりそうだったので、
上記の提案が通らないとわかってから、最初はChrome拡張のiMacros、
途中からruby+Seleniumに切り替えて単純作業な部分をできるだけ切り替えるようにした。
そんな効率化を続けながらも、システム自体を改善したほうが効率的だよなと思っていたのだけれど、
今日、ふと、
「そうか。システムをいじれないから操作系をいじれるSeleniumとかが生きる道があるのだ」
と思い至った。
いまはどうか知らないけど、一昔前は「ある省庁がいまだに一太郎を使っている」なんて話もあった。
システムを切り替えようとした数多の先人が力尽きていて、最新の便利機能が使えない。
そんなときに内部に全く干渉せずに外から便利なことができるSeleniumなんかの意味があるのだなぁと。
SaaSが普及するにあたって、SaaSを開発できるプログラム能力があるのと同じくらいに、
新しいSaaSを使えない状況向けにSeleniumなど使えるとよさそうだね、と
せっかく覚えたSeleniumがムダにならないようにと祈りを込めたエントリを書いた。
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本を読み、アプリを触り、上海に行って初めて分かった「中国ITの“本当に”スゴイところ」
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