はじめに
幸いなことに今年もRSGTに登壇させて頂けることとなりました.
今年は,「モブプログラミング x 行動分析学 x 教育 / Mob Programing x Behavior Analysis x Education」というタイトルで,昨年に引き続き,行動分析学をキーとした試行錯誤のお話をさせて頂こうと思っています.
そして,Regional Scrum Gathering Tokyo Advent Calendar 2019の記事として,RSGTを通した自分自身の成長をちょっと振り返ってみたいと思います.
RSGTの強烈な洗礼
僕にとってRSGTは,色々な意味で自分を育ててくれた場所です.
Agile / Scrumについて,今よりももっと表層的なことしか理解していなかったころに参加し,「Scrumをやろうとは言われるんだけど,クライアントがなかなか出てきてくれないんですけど,どうしたらよいですか?」といったことを質問した記憶があります.
その際に頂いた言葉は,僕にとって強烈でした.
「クライアントに,このプロジェクトって重要じゃないんですか?って確認してみたら」
といったことを言われました.
クライアントのため,よりよりゴールのため,真摯に課題に向きあい,今までやってきたことですらも真剣に疑うその姿勢が,Agileであり,その仕組みとしてScrumがあるのだなぁと気付けたきっかけでした.今までは表面的にAgileと呼ばれているものをやろうとしていただけで,Agileをこれっぽっちも分かっていなかったんだと気づかされた一言でした.
発表を通しての学び
今回,RSGT2020でお話をさせて頂くのは4回目になります.
思い返すと,最初に登壇させて頂いた際の内容などを考えると,恥ずかしくなってきてしまいますが,それを通して,成長できたのかなと思います.
もちろん,RSGTには色々な方が参加されているのですが,おかしいくらいに真剣に考えている方たちがいっぱいいます.毎年,参加するたびに,更なる高みはまだまだあるなということを思い知らされます.
そして,そんな凄い人たちからは,内容にはマサカリを投げられることもあるのですが,絶対に人格否定のようなことはされたことがありません.
そういう意味で,心理的安全性が担保された素晴しい場所だと思います.
そんな環境で育ててもらったのだなぁとしみじみ思います.
意気込み
正直に言って,RSGTでお話をさせて頂くのは怖いという思いも強いです.
凄い人たちの中で,自分の言葉にどれだけの価値があるんだろうと戸惑うこともあります.
ですが,自分自身が現時点でのベストと思うことを,間違っているかもしれないけど,自身を持って表現するという覚悟が,この場を構成しているのかなと思うようになりました.そして,その覚悟こそがAgileの一つの側面なのかもとも思っています.
RSGTに参加される方は,本当に素晴しい方が多いので,その経験を経て,そんなエンジニアになれましたなんてことはおこがましくて言えませんが,僕の経験,僕の視点でお話をさせて頂き,聞いてくださったくださった方々に何か持ち帰ってもらえるように挑戦します.
それを通して,少しでもこのコミュニティ,このイベントに恩返し(?)をさせて頂き,僕自身も成長するそんな場に貢献できればと思っています.
是非,セッションにお越しください.