はじめに
この記事は以下の英語のブログを要約したものです。
1. 概要
- Oracle Database@Azure にて、Exadata Database Service on Exascale Infrastructure が提供開始。
- 既存の Dedicated Infrastructure に加え、より柔軟でコスト効率の高い選択肢。
- Exadata のパフォーマンスと機能を Azure 上で活用可能。
2. Exascale Infrastructureとは?
- Oracle Exadata の性能・信頼性・可用性・セキュリティを備えた 共有型クラウド基盤。
- 主な特長:
- 低コストで開始可能(最小構成が小さい)
- IOPS課金なしで予測可能なコスト
- スケーラブルなリソースプール
- Oracle Database 23ai専用:AIベクトル検索、JSON Relational Duality 対応
- 高速なクローン作成で開発効率アップ
3. Azure上でのメリット
- OCIと同等の価格体系で Azureデータセンター内での稼働。
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Azure Marketplace から:
- プライベートオファー or 従量課金で購入可能
- Oracle/Microsoft のライセンスや割引も活用可
4. 柔軟なスケーリングと構成
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最小構成例:
- VM 2台(各8 ECPU、22 GB メモリ、300 GB ストレージ)
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スケールアップ/ダウンが簡単:
- VM数やECPU数を柔軟に調整可能
- 追加ECPUを予約して即時拡張対応
5. データベース作成と設定
- Azureコンソールから Exascale VM クラスタを簡単にプロビジョニング
- OCIコンソール経由で Oracle Database 23ai を作成
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バックアップ設定:
- Autonomous Recovery Service または OCI Object Storage を選択
- スケジュール設定と保持期間に応じた自動削除
6. データベース移行オプション
- 以下の Oracle 標準ツールで移行可能:
- Oracle Data Guard(物理コピー)
- Oracle GoldenGate(レプリケーション)
- Data Pump(エクスポート/インポート)
7. まとめ:Exascale on Oracle Database@Azure の利点
- Exadata の力を Azure 環境で最大限に活用。
- 最小構成での 低コストスタートが可能。
- スケーラブルかつ柔軟なクラウドデータベースサービス。
- 開発者向けに 迅速なDBクローン作成 機能を提供。
- アプリ変更不要で移行可能。オンプレミスとの互換性維持。
👉 詳しくは 公式ブログ記事 を参照してください。