AWS CLIを利用して、IAMユーザがマネジメントコンソール(web)からログインできるように、パスワードの設定をしてみます。
(AWS APIしか利用しない場合は、この作業は不要です。パスワード設定をしないことで、マネジメントコンソールからのログインを防止することができます。)
前提条件
IAMへの権限
- IAMに対してフル権限があること。
AWS CLIのバージョン
以下のバージョンで動作確認済
- AWS CLI 1.7.18
- AWS CLI 1.7.14
- AWS CLI 1.7.6
0. 事前準備
0.1. コマンドのバージョン確認
コマンド:
コマンド
aws --version
結果(例):
結果(例)
aws-cli/1.7.18 Python/2.7.5 Darwin/13.4.0
0.2. 変数の確認
変数の確認
aws configure list |grep profile
結果(例)
profile iadm-prjZ-mbp13 env AWS_DEFAULT_PROFILE
profileの値がIAM管理ユーザになっていることを確認します。
1. 事前作業
1.1. 対象IAMユーザの指定
マネジメントコンソールからのログインを許可するIAMユーザを指定します。
コマンド(例)
IAM_USER_NAME=taro
1.2. ログインプロファイルの確認
対象となるIAMユーザのログインプロファイルが存在しないことを確認します。
コマンド
aws iam get-login-profile --user-name ${IAM_USER_NAME}
結果(例)
A client error (NoSuchEntity) occurred when calling the GetLoginProfile operation: Cannot find Login Profile for User taro
1.3. 初期パスワードの指定
対象となるIAMユーザに提供する初期パスワードを指定します。
コマンド
IAM_PASSWORD_NEW='#userPass123'
2. 設定
対象となるIAMユーザのログインプロファイルを作成します。
コマンド
aws iam create-login-profile \
--user-name ${IAM_USER_NAME} \
--password "${IAM_PASSWORD_NEW}"
結果(例)
{
"LoginProfile": {
"UserName": "taro",
"CreateDate": "2014-09-07T12:01:53.109Z",
"PasswordResetRequired": false
}
}
3. 事後確認
対象となるIAMユーザのログインプロファイルが存在することを確認します。
コマンド
aws iam get-login-profile --user-name ${IAM_USER_NAME}
結果(例)
{
"LoginProfile": {
"UserName": "taro",
"CreateDate": "2014-09-07T12:01:53Z",
"PasswordResetRequired": false
}
}
4. マネジメントコンソールにログイン
マネジメントコンソールからログインします。
ハンズオンで、CLIの操作の結果を、マネジメントコンソールから確認してみましょう。