[JAWS-UG CLI] AWSアカウント(root)作業 #3 請求関連の設定

AWSアカウントを作成したらやっておきたいことのうち、請求関連の設定をマネジメントコンソールから実施します。

前提条件

• AWSアカウント(root)が必要です。

1. Billing情報へのIAMアクセスの許可

デフォルトで、Billing情報にはAWSアカウントのみアクセスが可能です。
AWSアカウントの利用が非推奨なので、Billing情報に対するIAMからのアクセスを許可しておきます。

1.1. Account Settingへのアクセス

https://console.aws.amazon.com/billing/home?#/account にアクセスします。

1.2. IAM User Access to Billing Informationの設定変更

1. "IAM User Access to Billing Information"の"Edit"リンクをクリックします。

2. "Activate IAM Access"チェックをOnにし、"Update"ボタンをクリックします。

3. "IAM User Access to Billing Information"の表示が"IAM user access to billing information is activated."に変化します。

2. Billingレポート用S3バケットの作成

2.1. リージョンの決定

バケットを作成するリージョンを決定します。

• S3のストレージコストが安い候補 (2015-02-02時点)
  • 米国スタンダード (us-east-1) [独自仕様に注意]
  • オレゴン (us-west-2)
  • アイルランド (eu-west-1)
  • シンガポール (ap-southeast-1)

2.2. バケット名の決定

ここでは、下記を命名規則とします。

組織名-プロジェクト名-billing

2.3. S3マネジメントコンソールへのアクセス

https://console.aws.amazon.com/s3/home にアクセスします。

2.4. バケットの作成

• "Create Bucket"ボタンをクリックします。

• 以下を入力します。

  • Bucket Name:
    
  • Region:

• "Create"ボタンをクリックします。

2.5. 事後確認

バケット一覧に作成したバケットが表示されたことを確認します。

3. Billing関連の設定

3.1. Billing関連の設定 (その1)

1. Preference画面へのアクセス

https://console.aws.amazon.com/billing/home#/preferences にアクセスします。

2. Receive PDF Invoice By EmailとReceive Billing Alertsの有効化

以下のチェックボックスをOnにします。

• Receive PDF Invoice By Email
• Receive Billing Alerts

Receive Billing Alertsは一旦OnにするとOffにはできないようです。

• "Save preferences"ボタンをクリックします。

3. Billingレポート用バケットポリシーの取得

• "Save to S3 Bucket:"欄に、Billingレポート用に作成したバケット名を入力します。

• すぐ下に"sample policy"リンクが表示されるので、クリックします。

• 表示されたSample Policyをコピーします。

3.2. バケットポリシーの適用

• S3マネジメントコンソール https://console.aws.amazon.com/s3/home にアクセスします。

• Billingレポート用バケットを選択し、”Properties”ボタンをクリックします。

• "Permission"タブをクリックして展開します。

• "add bucket policy"ボタンをクリックします。

• 先程コピーしたバケットポリシーを貼り付けます。

• "Save"ボタンをクリックします。

3.3. Billing関連の設定 (その2)

• https://console.aws.amazon.com/billing/home#/preferences にアクセスします。

• Receive Billing ReportsのチェックボックスをOnにします。

• "Save to S3 Bucket:"欄に、Billingレポート用に作成したバケット名を入力します。

• "Verify"ボタンをクリックします。

• "Valid Bucket"と緑のチェックマークが表示されれば、正常に設定がされています。

• 以下のチェックボックスをOnにします。

  • Monthly report
  • Detailed billing report
  • Cost allocation report
  • Detailed billing report with resources and tags

• "Save preferences"ボタンをクリックします。

完了