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Amazon Athenaでパラメータ化されたクエリが使えるようになったので試してみた

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はじめに

Amazon Athenaで、パラメータ化されたクエリが使えるようになったとの事。
という事で、早速試してみました。

早速試してみる

今回は、既に作成済みのVPCフローログのデータベースに対するクエリをパラメータ指定して実行してみます。
VPCフローログのデータをAthenaで解析できるようにする方法は、以下などを参照ください。

まずは、パラメータ化せず、starttimeの期間だけを指定した簡単なクエリを実行します。
実行したクエリは以下です。

select
 from_unixtime(starttime,9,0) AS "starttime_jst",
 from_unixtime(endtime,9,0) AS "endtime_jst",
 sourceaddress AS "Source IP Address",
 sourceport AS "Source Port",
 destinationaddress AS "Destination IP Address",
 destinationport AS "Destination Port",
 protocol,
 action,
 logstatus
from default.vpc_flow_logs
where date_trunc('month',now())  = date_trunc('month',from_iso8601_timestamp(dt))
and from_unixtime(starttime, 9, 0) >= cast('2022-07-15 09:00:00 +09:00' as timestamp with time zone)
and from_unixtime(starttime, 9, 0) <  cast('2022-07-15 10:00:00 +09:00' as timestamp with time zone)
;

実行結果

aaa.png
これまでは、上記のようなクエリで指定する期間を変えたい場合、エディタで直接クエリを編集して実行する必要がありました。

しかし、今回の機能追加で、変更したいクエリの絞り込み条件をパラメータする事で、クエリを都度変更しなくてもよくなりました。

では、このクエリの期間指定している部分をパラメータ化して実行してみます。
パラメータ化するには、パラメータ化したい値の箇所を 「?」 に置き換えます。

先程実行したクエリを以下のように変更し、期間指定部分をパラメータ化します。

※文字列をパラメータ化する場合、シングルクォーテーションで囲う部分も含めて「?」を指定しないと実行時にエラーになります。

select
 from_unixtime(starttime,9,0) AS "starttime_jst",
 from_unixtime(endtime,9,0) AS "endtime_jst",
 sourceaddress AS "Source IP Address",
 sourceport AS "Source Port",
 destinationaddress AS "Destination IP Address",
 destinationport AS "Destination Port",
 protocol,
 action,
 logstatus
from default.vpc_flow_logs
where date_trunc('month',now())  = date_trunc('month',from_iso8601_timestamp(dt))
and from_unixtime(starttime, 9, 0) >= cast(? as timestamp with time zone) --日時部分をパラメータ化
and from_unixtime(starttime, 9, 0) <  cast(? as timestamp with time zone) --日時部分をパラメータ化
;

クエリを変更後、クエリを実行すると、今度は右側でパラメータの値の入力を求められます。
image.png
パラメータに以下の値を入力後、「実行」するとパラメータ化する前のクエリと同じ結果が出力されました。

  • パラメータ1:'2022-07-15 09:00:00 +09:00'
  • パラメータ2:'2022-07-15 10:00:00 +09:00'

※文字列を条件として指定する場合は、値をシングルクォーテーションで囲う必要があります。

実行結果

aaa.png
問題無く使えそうですね。

おわりに

Athenaでパラメータ化されたクエリを簡単に試してみました。

検索条件のパターン毎にクエリを保存していると、色々なバリエーションのクエリが大量にでき、運用上分かりにくくなる事もありましたが、パラメータ指定ができるようになった事で、クエリをテンプレート化してより活用できるようになるのではないかと思います。

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