redashとは
ひとことで言うと、「データを可視化するためのツール」です。
公式サイトには
Make Your Company Data Driven. Connect to any data source, easily visualize and share your data.
とあります。特徴としては、
- OSSである。
- 自由にクエリを設定できる。
- 簡単にデータを可視化できる。
- クエリの結果を簡単に共有できる。
ことが挙げられます。
何番煎じかわかりませんが、今回はこのredashを動かし、有効活用ための自分がやったことを3回に分けて説明します。
本稿のゴール
ローカル環境でredashを動かし、メインのダッシュボード画面を開くことをゴールとします。
実際のredashの利用は次回以降でやります。
環境
ローカルに環境構築していきます。
- Windows10 64bit v1709
- Virtual Box v5.2.4
- Vagrant v2.0.1
AWSやGCEでの環境構築は公式サイトで手順が解説してありますのでそちらを参考にしてください。
参考:https://redash.io/help-onpremise/setup/setting-up-redash-instance.html
手順
仮想環境の準備
vagrant init
でVagrantファイルを作成し、次のように設定しました。
Vagrant.configure("2") do |config|
config.vm.box = "ubuntu/xenial64" # OSはUbuntu
config.vm.network "forwarded_port", guest: 80, host: 8080 # ホストOSの8080ポートをゲストOSの80ポートへ
config.vm.provider "virtualbox" do |vb|
vb.memory = "2048" # メモリは2GB
end
end
vagrant up
で、ubuntu/xenial64のVMを立ち上げます。
redashのインストール
VMが起動したら、vagrant ssh
でVMに接続し、以下コマンドを実行します。
たった2コマンドを実行するだけでredashがインストールできるようになります。とても簡単ですね。
$ wget https://raw.githubusercontent.com/getredash/redash/master/setup/ubuntu/bootstrap.sh
$ sudo sh bootstrap.sh
管理者ユーザ登録
インストールが終わったら127.0.0.1:8080
にアクセスします。
管理者のユーザ名、メールアドレス、パスワード、組織名の入力を求められるので、好きな情報で管理者を登録してください。
管理者の登録がうまくできると、ダッシュボード画面が開けるはずです。実際の画面が見れると転生が上がりますね。
redashを起動できる所まで来ました。残すはデータ連携とデータ表示です。
今回はここまでとしてデータを触るステップは次回へ続きます。