パーティションを結合したらUbuntuが起動しなくなった話

症状

Ubuntu16.04(/dev/sda5), Ubuntu14.04(/dev/sda6), /home以下(/dev/sda8)をそれぞれパーティション切って使っていました。
しかしUbuntu16.04の領域を25GBしか確保しなかったため、使い始めて半年を待たずに空き領域が1/3になってしまいました。
そこで、全く使っていないUbuntu14.04の領域をパージし、Ubuntu16.04の領域を増やすことにしました。
gpartedで/dev/sda6を削除、/dev/sda5の領域を拡大することはすんなりできましたが...

GRUBからUbuntuを起動すると、以下のメッセージが。

Welcome to emergency mode! After logging in, type "journalctl -xb" to view
system logs, "systemctl reboot" to reboot, "systemctl default" to try again
to boot into default mode.
Give root password for maintenance
(or type Control-D to continue)

（引用元:RaspbianでWelcome to emergency mode! ）

/etc/fstabを確認してみる。

/etc/fstab

 UUID=ddf4ccf6-d9d9-4b08-9ab8-39b7a19aa77b /               ext4     errors=remount-ro 0       1
 # swap was on /dev/sda6 during installation
 UUID=144976b4-7d1e-41ff-9527-db2477a13d6e none            swap    sw              0       0
 /dev/sda8 /home ext4 defaults 0 2

errors=remount-roという見覚えのない文字が。
とりあえずバックアップを取ります。

 # cp /etc/fstab /etc/fstab.org

解決法

しかし原因はその行ではなく、その下の

/dev/sda8 /home ext4 defaults 0 2

の方にありました。
/dev/sda6を削除したことで、デバイスIDが前倒しになり、/dev/sda8が読みに行けないことが今回の症状の原因でした。
/etc/fstabを以下のように書き換えて再起動すると、復旧されました。

/etc/fstab

/dev/sda5 /               ext4    defaults 0       1
/dev/sda7 /home ext4 defaults 0 2